ソフトウエアの構想、企画、設計、開発、保守のやり方をどう良くしていくのか。ソフトウエア人材の将来像はどのようなものになるのか。日本製ソフトウエアを輸出できないのか。本連載『ソフトウエア、それが問題だ~Software Matters』では、ソフトウエアの諸問題と対策を日本や世界の論客の方々と考えていく。 第1回として米カリフォルニア大学バークレー校のRoberte E.Cole(ロバート・コール)名誉教授の寄稿を掲載した(「日本のリーダーはソフトウエアの本質を理解していない」)。第2回は新谷ITコンサルティングの新谷勝利代表に執筆いただいた(「自己研さんは重要、だがそれだけで人は育たない」)。 今回は企業情報システムとそれを支えるソフトウエアを再構築する際に重要な役割を果たすエンタープライズデータモデルに関する寄稿を紹介する。なお、本連載に関する感想、ソフトウエアに関するご意見のある方はI