7~8月にかけて携帯主要3キャリアの4~6月期決算が出揃った。今期はKDDIが増収増益を維持する一方、一時益などがなくなったソフトバンクは増収減益、またNTTドコモは減収減益となった。ただし、各社の決算発表会をみるに、数字の増減からは見えない各社の変化もみてとることができる。 過熱したキャッシュバック競争が終わり、新料金プランの提供や、携帯電話のクーリングオフ、SIMロック解除の義務化が明らかになるなど、大きな動きが相次いだ4~6月期。今期の携帯キャリア各社の決算は、そうした動向を如実に反映したものといえるだろう。 減収減益ながら新料金プランの好調で足場固めが進むドコモ 最も不調ながら、3社で一番勢いを感じさせたのがドコモだ。同社は7月25日に連結業績を発表したが、その内容は営業収入が前年同期比3.4%減の1兆753億円、営業利益が13.7%減の1363億円と減収減益となっており、前年に続
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