「アラー」をはじめイスラム教徒にとって神聖な言葉の非イスラム系出版物への使用を禁じる措置に、残っていた4つの州も近く従うもようだ。 国営ベルナマ通信によると、この措置はもともと、カトリック系週刊誌「ヘラルド」がアラーの言葉を掲載したことに端を発し、アブドラ首相の宗教顧問を務めるアブドラ・ジン博士が、イスラム教への敬意を高める目的で提唱した。イスラム教の教義解釈などを行う全国ファトワ評議会が使用禁止を決定し、10の州が公示していた。 残るペナン、サバ、サラワク各州と連邦直轄領の4地方は、最高権限者であるスルタンがいないことから、ほかの州のスルタンで構成されるマレー統治者会議が示した規定に従う形となったようだ。 禁止対象となる言葉は、「アラー(神)」、「ソラト(祈り)」、「カアバ(聖地、聖殿)」、「バイトゥラー(神の家)」の4つ。 【関連記事】 【インドネシア】安定した環境で信仰を持