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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (45)

  • 癒しをもたらす思考の停止 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります DIYの店にドリルを買いに来る来る人が当に欲しがっているのは、「ドリルそれ自体」 ではなくて、「ドリルのあける穴」だ。 店員は、どんなドリルが欲しいのかを知りたい 店に来る客は、なんでもいいから簡単に穴を開ける方法を教えて欲しい 店員と客の見ているものは、ほとんど同じだけれど微妙に違う。 議論をしたい人は、当は思考をしたくて相談をするわけじゃない。 思考を停止したいからだ。 人工知能のフレーム問題 現実世界では、人工知能を動作させることは難しい。 何かの問題を解決するよう命じられた場合、人工知能は起こりうる出来事の中から、 その問題に関連することだけを振るい分けて、自分が考慮にいれる問題の枠(フレーム)を設定する。 ところが、世界でおきて

  • レジデント初期研修用資料: 空気の扱い 基本の基本

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 空気は操作できる。与えられる影響の大小はあるけれど、できることは皆同じ。 空気を読める人とそうでない人、空気を操作できる人とそうでない人の差というのは、 この扱いかたに自覚的であるかどうかが大部分だと思う。 基操作は以下の4つ。 締める 緩める 押す 引く 「押す」動作ひとつとっても、鋭く押すか、柔らかく押すか、 押したことの効果を期待するのか、その反発力を使うのかといったバリエーションはあるけれど、 基は4つ。 空気を締める 空気を締めるには、以下の3種類のやりかたがある。 状況で締める 物理的に締める 言葉で締める 空気が締まると、空気は堅く、弾力を持つようになる。 こちらの意志は、すぐに全員に伝わる。そのかわり、「押しかた」が弱いと

  • 症状と診断のあいだ - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 「人間性」とか「心」なんて、結局誰にもその正体は「わからない」のです。ガンダムに出てくるニュータイプにでもならないと、永遠にわからないよ、きっと。だから逆に僕は、そこに書いてあることから、「その人が身にまとっている鎧の一部」を読み取りたい。 たぶん、鎧こそが僕たちの「正体」であって、それを全部はぎとったら、そこにはもう、何もないんだよ。 「中身」なんて、幻想だ。 琥珀色の戯言 - 文章からも人はわからない、だけど…より引用。 ヒヨコをジューサーにかけて失うもの 生きたヒヨコをジューサーにかけて10分もすると、 ジューサーの中からはひよこの実体は失われ、赤茶けたどろどろしたものが残る。 ジューサーの中からは、物質は何一つなくなっていないけ

    zaw
    zaw 2006/05/03
  • 白と黒の争い - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ルールは非常に簡単。 黒は自分の力で戦う。何でもできる代わりに、何かの代償が必要。 白は規則に縛られる。正義とか、神とか法とか、そういうものに。 規則の範囲でしか力を使えない代わり、その規則に逆らったものに対しては非常に強力な力を出す。 黒は何でもできる。世界の規則に逆らわない範囲では、白は黒に対して無力。 白の勝つ戦略は、黒を騙すこと。白は巧みに黒を誘導して、相手を罠にはめる。 黒を世界の規則に違反させると、神の怒りが炸裂して、その時点で白の勝ちが決まる。 黒が規則に触れないで平和に暮らしていると、 そもそも白には存在意義がない。だから争いをけしかけるのは、常に白の側。 物語世界の対立 白と黒。善と悪。光と闇。 正義と悪とを代表する、2つの

  • 偽医者稼業は効率がいい - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ローリスクハイリターンの医療詐欺 偽医者をやっていた人が逮捕された。 評判は良かったらしい。たぶんそんなに大きなトラブルもおきてはいないはずだ。 偽医者という「仕事」は、リスクの割りに得られるものが大きい。もちろん犯罪ではあるけれど、 いろいろな犯罪行為の中ではかなり効率がいい。 10年ぐらい前ならば、偽医者という商売はほとんど成立しなかった。 安部譲二の「塀の中の懲りない面々」の中には、 偽医者をやって「ドクター」と呼ばれていた人の話が出てくるけれど、あの人物は 大学病院で物の医者を教えていたぐらいだから、もう物と同じ。 詐欺の鉄則は、「手に入るものが同じなら、より簡単な場所から手に入れろ」ということだ。 10年前、病院の中には「簡単

    zaw
    zaw 2005/12/20