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ブックマーク / booklog.jp (98)

  • 『町長選挙 ドクター伊良部 [Kindle]』(奥田英朗)の感想(20レビュー) - ブクログ

    町長選挙 「インザプール」、「空中ブランコ」(直木賞受賞)でシリーズ化必至の精神科医 伊良部先生シリーズ第3弾です。 今回は、ナベXネ(オーナー)やホリXモン(アンポンマン)、黒木Xとみ(カリスマ稼業)など有名人のパロディを楽しめます。最後の町長選挙は、他の3つとは趣が違い伊良部先生が過疎の島に短期赴任して町を2分しての町長選挙に巻き込まれる話です。 伊良部先生と看護婦マユミさんのコンビは健在で、今回もビタミン注射をしまくりです。また、ストーリーも主人公の「悩み」→「神経症」→「伊良部先生の登場」→「注射を巡るひと騒動」→「伊良部先生のはちゃめちゃさにあきれる」→「悩みへの開き直り」→「ハッピーエンド」と時代劇のような形式美をもって進んでいきます。 伊良部先生シリーズがベストセラーになるのは、時代劇を見て現実から一歩下がったところで溜飲を下げてすっきりするというのと一緒なんだろうなーと思い

    『町長選挙 ドクター伊良部 [Kindle]』(奥田英朗)の感想(20レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『町長選挙: 3 [電子書籍]』のみんなのレビュー 奥田英朗
  • 『対岸の彼女 (文春文庫) [Kindle]』(角田光代)の感想(87レビュー) - ブクログ

    三十代半ばの田村小夜子は、かつて会社の人間関係に嫌気がさして結婚を機に会社を退職し主婦業に専念するも、今度は育児にともなう人付き合いに疲れていた。夫と義母の不興を買いながらも再就職を希望した彼女がありついた勤め先は、旅行業に関連する便利屋業を営みながらも家事代行業に移行する途上にある、アットホームな雰囲気をもつ小企業プラチナ・プラネットだった。そして会社を経営するのは、小夜子と同世代で独身生活を送る開放的な性格の楢橋葵である。 物語は、プラチナ・プラネットでの労働と同僚たちの様子を中心に、家庭での夫との不和と娘あかりの育児、疎ましい存在である義母との関係などが綴られる現在の小夜子の日々と、社長である葵の高校生時代の親友ナナコとの過去のエピソードで構成されており、この二つのパートが交互して展開する。 小夜子のパートでは、葵との親交の深まりや仕事へのやりがいを感じる姿といった、展開によっては"

    『対岸の彼女 (文春文庫) [Kindle]』(角田光代)の感想(87レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『対岸の彼女 [電子書籍]』のみんなのレビュー 角田光代 (2レビュー): 久しぶりに読んだ小説。途中から止まらなくなって一気に読んだ。 自分の女子校時代の風景、出来事を改めて思い出した。いじめ、自殺、仲良しグルー
  • 『空中ブランコ ドクター伊良部 [Kindle]』(奥田英朗)の感想(45レビュー) - ブクログ

    奥田さんの長編は好きで結構読んできたが、短編には手を出していない。短編作風から受ける印象が違い過ぎて戸惑い、ドアを開けるや「ごめんなさい、間違えました!」と慌てて閉じてきた。『コメンテーター』の宣伝文句に”あのトンデモ精神科医・伊良部が17年ぶりに復活!”とあり、ちょっとだけ指が動いてしまった。131回直木賞受賞作でもあるらしい。 グロテスクな赤子の表紙絵に抵抗を感じながら恐るおそる扉を開ける。さまざまな患者が伊良部先生を訪れる。表題作の『空中ブランコ』はコミカルで型破りの伊良部先生や看護師・マユミさんらと初対面し楽しませてもらった。2編目『ハリネズミ』の主人公はヤクザ・紀尾井一家の若頭が箸も使えないほどの尖端恐怖症、3編目は『義父のヅラ』伊良部と同級生の神経科の医師で非常ボタンを押し逃げしたい衝動や、整然としたものを破壊したい衝動に駆られる強迫神経症。義父が一目でそれと分かるカツラを着

    『空中ブランコ ドクター伊良部 [Kindle]』(奥田英朗)の感想(45レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『空中ブランコ: 2 [電子書籍]』のみんなのレビュー 奥田英朗
  • 『イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫) [Kindle]』(奥田英朗)の感想(93レビュー) - ブクログ

    コメディ医療小説! シリーズ第一弾! 精神的な悩みを抱える患者たちが訪れる、伊良部総合病院の地下、神経科が舞台。 精神科医の伊良部(いらべ)は、常識を超えた行動をする、変わったキャラクター。 水泳がやめられない人や、携帯電話に依存している人、慢性的な勃起症に悩む人など、様々な患者が彼の元を訪れる。 それぞれの患者は深刻な問題を抱えているが、伊良部の軽快な話し方や、時には不謹慎に思えるアプローチは、笑いをもたらしてくれる。 伊良部医師のいいかげんに思えるアドバイスが、なぜか患者たちには効果を上げている?! もしかして名医? 心の病は誰にでも起こりうるもので、様々な現代の病を面白おかしく描かれている。 私たちの心の健康について考える機会を与えてくれる作品だ。 それにしても、注射時の伊良部医師と看護師の行動が異常すぎてツボりました。 続編も読んでみたい。

    『イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫) [Kindle]』(奥田英朗)の感想(93レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『イン・ザ・プール: 1 [電子書籍]』のみんなのレビュー 奥田英朗 (2レビュー):  総合病院の地下室で患者を待ちかまえる一風変わった精神科医と看護師。どっかで見たようなシチュエーションだな。いやいや偶然だろう。
  • 『グラスホッパー (角川文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(297レビュー) - ブクログ

    「殺し屋」シリーズの一作目がキンドル・アンリミテッドで読めることに気づいた。「AX」が頭に少し残っているうちに読むことにする。 押し屋vs自殺屋「鯨」vsナイフ使い「蝉」。 三つ巴、最後まで生き残るのは?っていうストーリーだけど、メチャクチャ面白いじゃないですか! 手に汗握る展開。ページを繰るスピードも上がります。 鯨の初登場場面でノックアウトされる。 恐ろしく残虐なのにユーモアもあり、ほどほどに知的でクールだ。「殺し屋」シリーズの真骨頂とも言える部分なのではないか、と思った。 個人的には、鯨、好きだな。 ドストエフスキーの「罪と罰」を繰り返し読んでいる。僕はまだ最後まで読めていないから、それだけで尊敬する。 ー これだけ個体と個体が接近して、生活する動物は珍しいね。人間というのは哺乳類じゃなくて、むしろ虫に近いんだよ。 主人公の鈴木が、学生の頃教授から聞いた言葉。 ウィズ・コロナの生活の

    『グラスホッパー (角川文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(297レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『グラスホッパー [電子書籍]』のみんなのレビュー 伊坂幸太郎 (21レビュー): 分類不能の殺し屋小説復讐を横取りされた鈴木・押し屋の槿(あさがお)・自殺専門の鯨・ナイフ使いの蝉伊坂幸太郎らしい伏線の張り巡らされ
  • 『明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書) [Kindle]』(佐藤尚之)の感想(3レビュー) - ブクログ

    ◉──株式会社ファンベースカンパニー創業者、取締役会長。大阪芸術大学客 員教授。助けあいジャパン代表。花火師。1961年東京都生まれ。 ◉──㈱電通入社後、コピーライター、CM プランナー、ウェブ・ディレクタ ーを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築す る仕事に従事。2011年に独立し、㈱ツナグ設立。19年、㈱ファンベースカンパ ニー設立。 ◉──著書に『明日の広告』『明日のコミュニケーション』(アスキー新書)、 『明日のプランニング』(講談社現代新書)、『ファンベース』(ちくま新書)な ど。最新刊は『ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ス トーリー』(津田匡保氏と共著、日経BP)。 「2022年 『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

    『明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書) [Kindle]』(佐藤尚之)の感想(3レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 [電子書籍]』のみんなのレビュー 佐藤尚之
  • 『死神の精度 (文春文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(108レビュー) - ブクログ

    どこか冷めた雰囲気のある死神・千葉は、対象者を一週間調査し、死について「可」「見送り」の判断を下す。 「可」とされた者は八日目になんらかの理由で死亡する。 書は、死神・千葉が出会う6人の人生最期(となるかもしれない)の一週間についてまとめた短編集である。 死神であるがゆえに、人間とは一際異なった視点から描写される人間の模様はある種滑稽であり、また、ある種奇妙に映るかもしれない。しかし、それゆえに人間の行動は美しい。 人間は時に必ずしも理性的ではない行動をとる。それは任侠や愛情、義務感など理由は一つに限られないが、死神からみればそれも含めて「面白い」のだろう。 伊坂幸太郎の放つ異彩なファンタジー。

    『死神の精度 (文春文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(108レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『死神の精度 [電子書籍]』のみんなのレビュー 伊坂幸太郎 (6レビュー): 人の死を決める死神が主人公ですが、こんなハラハラしない死神知らないですwターゲットに次々質問をぶつけて困らせたり呆れられたりしてますが
  • 『チルドレン (講談社文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(84レビュー) - ブクログ

    やはりハズレ無しだった伊坂作品(笑) 5章それぞれに主役が異なるんですけど真の主役がある種 破天荒な性格の持ち主でもある陣内くん という設定が面白いのです。なかでもタイトルにされている2章目の「チルドレン」がいちばん面白かった。伊坂幸太郎を私が知ったのが当時見ていた韓国ドラマの話中でとある若者出演者のセリフに「今読んでいるとても惹かれる作家は伊坂幸太郎だ」と言わせていて、ほ〜韓国でも人気の作家なんだ!と思ったのがキッカケだったので今だに印象的なのです

    『チルドレン (講談社文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(84レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『チルドレン [電子書籍]』のみんなのレビュー 伊坂幸太郎 (1レビュー): Kindle日本版で購入した記念すべき、最初の1冊。軽快で、気分転換→安眠準備にもってこいの一冊でした。
  • 『デザインの学校 これからはじめるFireworksの本 〔CS6対応版〕』(#fc0)の感想(2レビュー) - ブクログ

    二人でを書きました! FireworksというAdobeから発売されているグラフィックソフトを使って、Webサイトのデザインを作るです。「手順に従って、3ページ構成のWebサイトのデザインをつくる」というストーリーの中で、基的な操作手順を自然に覚えられるようにしました。 超初心者向けです。クリックする位置まで図説されていますので、こういうソフトを一度も使ったことがない人でもだいじょうぶです。(逆に使ったことがある人だとちょっと物足りないかもしれないです) ぜひこので、Webデザインのはじめの一歩を踏み出してください!

    『デザインの学校 これからはじめるFireworksの本 〔CS6対応版〕』(#fc0)の感想(2レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『デザインの学校 これからはじめるFireworksの本 〔CS6対応版〕』のみんなのレビュー #fc0 (1レビュー): 二人で本を書きました!FireworksというAdobeから発売されているグラフィックソフトを使って、Webサイトのデザインを作る本
  • 『まほろ駅前番外地 まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) [Kindle]』(三浦しをん)の感想(10レビュー) - ブクログ

    まほろ駅前多田便利軒の続編。 前作は主人公の多田の視点から描いていたが、作はそれぞれの登場人物の視点から描かれている。 それが成功かどうか…、意見が分かれるところなのだろうなぁ。 それぞれ軽妙で面白いのだが、前作ほど残るものがない感じ。 視点を変えたぶんだけ、いろいろ詰め込んで、お菓子の詰め合わせみたい。 やたら、ドラマ化した宣伝の俳優さんの写真(折込ちらし)が目について、それがますます軽い印象を与えるのかもしれない。

    『まほろ駅前番外地 まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) [Kindle]』(三浦しをん)の感想(10レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『まほろ駅前番外地: 2 [電子書籍]』のみんなのレビュー 三浦しをん (1レビュー): 最近はテレビドラマの続編が映画化されますが、映画化された作品がテレビドラマ化される珍しいケース。配役も一緒。ただし、前作が原作
  • 『ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン』(寄藤文平)の感想(178レビュー) - ブクログ

    幼いころは、裏が白紙の折り込みチラシを探しては絵を描き殴っていたものだが、大人になってからはラクガキすらしなくなったもんな~。 よくバラエティの企画なんかで「記憶スケッチ」とかやってるけど(結構好きなんだけど)、いざお題を出されて自分はちゃんと描けるのか?っつーと自信ないわ~。 書は、まさにラクガキ世代&寄藤ファンの娘のために購入したで、ちょっとしたラクガキ指南な内容なんだが、いかに自分がカチコチの凝り固まった頭で物事を見ていたかとびっくり。寄藤氏の著書はどんな内容でも新鮮な発見に満ちているわけだけど、別にラクガキが上達するつもりはない私でも、内容に引き込まれ、笑って読めるからすごいなと思うのだ。 特に「カラダの描き方」のコツは分かり易くユニークであった。その昔、少女漫画風なイラストの顔ばっか描いてて体はさっぱり上手く描けず、結局飽きてしまったのだが…。基動作の組み合わせでこうもバリ

    『ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン』(寄藤文平)の感想(178レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン』のみんなのレビュー 寄藤文平 (112レビュー): 難しいことは考えなくていい。ラクガキする人たちのバイブル。
  • 『点と線 [Kindle]』(松本清張)の感想(34レビュー) - ブクログ

    <ストーリー> ☆☆☆☆★ 社会派ミステリーとしてとても丁寧に作られている。警察物かつ、時刻表を用いたトラベルミステリーの元祖といっても過言ではない。 <登場人物> ☆☆★★★ メインは10人弱。モブまで含めれば20人いかないぐらいか。1人1人にそこまで魅力的な感じはなかった。むしろストーリーの緻密さの方に魅力が寄ってしまう。 <表紙、描写、ボリュームなど> ☆☆☆☆☆ ボリュームは約250ページ。不思議なことにサラサラととても読みやすい。1960年代の作品と思い、結構身構えていたが思いのほかである。ただやはり通信手段が電話どころか電文というのが中々衝撃的。専業主婦あたりまえ時代など、時代を映させる表現が多様にあるので、それも魅力の一つである。 <今後の展開> ☆★★★★ 私の知る限りでは、作品の続編というのは無い。解説によると昭和32年を起点に社会派推理小説を執筆している。同時期にも長

    『点と線 [Kindle]』(松本清張)の感想(34レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『点と線 [電子書籍]』のみんなのレビュー 松本清張
  • 『ファスト&スロー (上) [Kindle]』(ダニエル・カーネマン)の感想(80レビュー) - ブクログ

    行動経済学の分野でノーベル経済学賞を受賞し2024年3月に逝去されたダニエル・カーネマン博士の有名な著作。 アンカリング効果、プライミング、問題の過度な単純化、平均への回帰、ハロー効果、後知恵効果。 人の持つ偏見による事実認識の誤りを正した書は”脳がシステム1(早い思考)とシステム2(遅い思考)を使い分ける”という概念を提示し、認知のエラーが起こる仕組みに迫った。直観に反する多くの実験結果が提示され、結構衝撃的。 一方、近年の実験手法の見直しで再現性が確認できないという批判を受けている内容も多い。 読んでいて、断定的に書かれる内容のいくつかが、あまりに直観に反しすぎていて、「これほんと?」とネットで調べたらあれこれ反証がでてきたものもの多かった。実験の再現性にはかなり疑問符。書の内容は仮説としてはかなり興味深いんだけれど、”立証された科学”としては鵜呑みにすべきでない。 文量も多いので

    『ファスト&スロー (上) [Kindle]』(ダニエル・カーネマン)の感想(80レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『ファスト&スロー (上) [電子書籍]』のみんなのレビュー ダニエル・カーネマン (4レビュー): 良書。人間の意思決定について。普段から「なんとなく」もしくは、まったく何も考えずに選択しているように思えること
  • 『ゴールデンスランバー [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(47レビュー) - ブクログ

    執筆熱が高まれば、読書量が減る。 そんなことが地でいった、2021年。 好きな作家は数あれど、影響を受けた作家を訊ねられたら、間違いなく挙げる作家は伊坂幸太郎さんだろう。 この作品は、ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺事件をベースに描かれ、ビートルズの曲名が当てられている。 謂れなき首相暗殺の嫌疑をかけられた主人公は、市内のいたるところにカメラを設置させら監視社会のなかで、いかに行動をとるか考える。 700ページ近い大作で、最後にあのように締め括る展開には驚かされるが、同時に深く才能に嫉妬する。 正直に申し上げますが、しばらく鳥肌がおさまりませんでした。

    『ゴールデンスランバー [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(47レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『ゴールデンスランバー [電子書籍]』のみんなのレビュー 伊坂幸太郎 (3レビュー): 1位かな・・・。スピード感も面白いし伊坂幸太郎独特の伏線も見事に決まっている。仕方ないけどもう少しハッピーエンドが良かったな。
  • 『空中庭園: 1 [Kindle]』(角田光代)の感想(14レビュー) - ブクログ

    高校生の娘から、その父親、母親、そしておばあちゃん、父親の浮気相手で中学生の息子の家庭教師、更に息子と、章ごとに語り部は変わる。 どこにでもいそうな平均的な家庭なのに、それぞれに秘密を抱えて、おそろしく込み入って複雑で寂しく哀しい集団。 しかし中学生が気軽に入れちゃうラブホテルってなんなんだよ。 「逆オートロック。さっき聞いたコウの言葉を思い出す。外部の人間には閉ざされたオートロック式のドアが、自由に出入りできる家のなかに存在している。コウはそう言っていたけれど、その鍵は、外部に対して閉ざされているのではない。身内の侵入を防いで閉ざされているのだ。だから今、テーブルを囲んでここには五つのドアがある。頑丈な鍵のかかったおそろいのドア。五つのドアそれぞれの向こう側に、きっとグロテスクでみっともない、しかしはたから見たらずいぶんみみっちい秘密がわんさとひしめいて──これから先ずっと繁殖しつつひし

    『空中庭園: 1 [Kindle]』(角田光代)の感想(14レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『空中庭園: 1 [電子書籍]』のみんなのレビュー 角田光代
  • 『黒革の手帖(下)(新潮文庫) [Kindle]』(松本清張)の感想(4レビュー) - ブクログ

    かなり有名な作品であるにも関わらず読んだことがなく、社会派と呼ばれる作品とはどういうものなのか興味があった。 内容は、一人の女性が他人を蹴落としながらも生きていくというような内容だ。 その中で強い恨みを買ってしまい、栄華から一転あっという間に転落していく。 強烈な悪女という作品紹介だったが、現在の感覚からすると悪女というよりも、一人の女性が強さと脆さが鮮明に描かれていると思った。 確かに元子がやったことは悪いが、さらに悪い人たちが多くいる中で最後は若干可哀想な気がした。 なかなか思い通りに生きていくことができにくい世の中だけど、元子の人生を変えようとする姿は自分自身の人生にも何か考えさせられるものがあった。

    『黒革の手帖(下)(新潮文庫) [Kindle]』(松本清張)の感想(4レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『黒革の手帖(下) [電子書籍]』のみんなのレビュー 松本清張
  • 『まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) [Kindle]』(三浦しをん)の感想(54レビュー) - ブクログ

    まほろ駅前多田便利軒 三浦ワールドはまってます♪ 便利屋さん、時々探偵のお話。 多田と行天のコンビが良い♡ 多田の人情味があり、心の奥に隠し持っている傷が見え隠れしているところや 行天の一見、寝てばかりで、何も考えていないような行動の中に、たまにチラッと見える激しさと優しさが良い。 うーん、ちらリズムかな(^-^; まほろ駅前は以前映画を見て面白かった記憶があり、手に取った。映画も面白い。でもなぜか文章と映像が脳内でケンカしてしまう。次は小説映画の順でたのしもう♪

    『まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) [Kindle]』(三浦しをん)の感想(54レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/04/10
    『まほろ駅前多田便利軒: 1 [電子書籍]』のみんなのレビュー 三浦しをん (3レビュー): 家には帰れそうかい?あんまり長く旅をつづけていると、帰る場所がわからなくなるからね。
  • 『小さいおうち (文春文庫)』(中島京子)の感想(680レビュー) - ブクログ

    山形の少女・タキは、昭和の戦前から戦争初期、東京で、女中として働いていた。それは、大好きで美しい奥様と、可愛い小さなおうちで、家事の腕前をふるう楽しい日常だった。 そんな彼女が、女中を引退後、回想しながらノートに書き留めた物として描かれている。それを、時折、学生の甥が読むといった趣向。 最近も、敗戦前後の小説を何冊か読みましたが、それらのような、抑圧的な生活を書くのではなく、女中として、知恵と工夫で奥様を支え切るということを、楽しんでいるかのように思う。 この小説は、最終章で趣を変えます。 奥様が、戦時でありながら、夫がありながら、恋をしてしまう。その、想い人へ宛てた手紙が、開封されないままタキの遺品から見つかります。 タキが最初にお勤めした、小説家に教えられていた“かしこい女中”としての行動だったのか。また、タキは、奥様の友人にこの恋愛について相談したことがあります。その時の、“きれいな

    『小さいおうち (文春文庫)』(中島京子)の感想(680レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/03/07
    『小さいおうち』のみんなのレビュー 中島京子 (89レビュー): 直木賞受賞作品が文庫化!赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代
  • 『森に眠る魚』(角田光代)の感想(397レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。-あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。 あなたは、自分の子供に”お受験”をさせますか? “受験”という言葉を聞いて、どの段階を思い浮かべるかは人それぞれだと思います。大学受験、高校受験、さらに下の段階、中高一貫教育を行う学校が増えてきたことにより、特に大都市圏では中学受験という言葉もすっかり当たり前になりました。しかし、一貫教育はさらに前の段階にまで遡ります。小学校からの一貫教育を行う学校の存在です。そんな小学校に入学するのに受験という過程を経るのは、流石に今の時代でも1%程度とごくごく少数ではあります。しかし一方で、そんな小学校受験の歴史は大正時代まで遡ると

    『森に眠る魚』(角田光代)の感想(397レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/03/05
    『森に眠る魚』のみんなのレビュー 角田光代 (309レビュー): 再読。子供は子供の人生と、たぶん人様より突き放した子育てをしているだろう私には未知の世界。おいつめられる苦しさは身に迫ってくるけれども。2013/1/30
  • 『トリップ』(角田光代)の感想(69レビュー) - ブクログ

    (図書館) 東京から電車で2時間弱のとある町にある商店街を舞台にした連作短編集。 読んでも読まなくてもいいかな、という1冊。 ●空の底 道を踏み外すことに憧れる高校生のわたし。 隣に住む20代のすみれさんは家庭内別居といって離婚を妄想している。 ●トリップ 2人が暮らす川原の近くを歩いて、息子太郎の手を引いて買い出しに出かけるあたし。ドラッグから抜け出せない。 ●橋の向こうの墓地 「あたし」の後をつけてコロッケを買いに行くおれは、彼女の提案で仕事を辞め専業主夫として暮らしている。 ●ビジョン 精肉店の嫁としてコロッケを売るもうすぐ40歳になる私。お見合い結婚をして15年、これが正解だったのかいまだに悩んでいる。 ●きみの名は 同じ商店街、浜田酒店に嫁いだ淀川君子を大学時代からストーカーしているぼく。 ●百合と探偵 「ぼく」と淀川君子が再開してビールをのんだ喫茶店の店主であるあたし。 ーこの

    『トリップ』(角田光代)の感想(69レビュー) - ブクログ
    zazietokyo
    zazietokyo 2013/03/05
    『トリップ』のみんなのレビュー 角田光代 (56レビュー): ネガティブに生きるだけの短編がダラダラと続き、何かメッセージがあるのかと意地で最後まで読んだが、イライラするだけだった。各短編に出てくる人物が微妙に