鳥取県境港市の『ゲゲゲの鬼太郎』、埼玉県鷲宮町(現久喜市)の『らき☆すた』など、アニメを活用した町おこしを行う例が近年目立つようになっている。 町おこしでは自治体や商工会議所が主体となることが多いが、それらと並んで関わることが多いのが鉄道事業者。中でも、沿線にアニメ制作会社が多いことから、熱心に町おこしに取り組んでいるのが西武鉄道である。 2007年に日本動画協会と協力して「アニメのふるさとプロジェクト」をスタートし、数々のアニメとのコラボレーションを展開している西武鉄道。プロジェクトに深く関わってきたヒューマンメディアの小野打恵(おのうちめぐみ)社長と、西武鉄道スマイル&スマイル部の野田政成氏が、取り組みについて解説した。 沿線に多くのアニメ制作会社がある西武鉄道 小野打 私はヒューマンメディアという会社を経営しているのですが、日本動画協会でも準会員としてさまざまなお手伝いをしています。