印刷 制服姿で筆記試験を受ける高校生たち=16日午前10時12分、東京都千代田区のセブン―イレブン・ジャパン、上田潤撮影 来春卒業予定の高校生に対する企業の採用試験や面接が16日、全国で一斉に解禁された。今年の高校生の求人倍率は西高東低。前年からの下げ幅が全国で最も激しかったのは、実は東京都だ。厳しい状況の中、生徒たちの就職活動が始まった。 採用試験の解禁日は毎年、高校生の学業への影響を考慮して、全国高等学校長協会と経済団体が申し合わせて決めている。 厚生労働省が今月9日に発表した来春卒業予定の高校生の7月末時点の求人倍率は、全国平均で0.68倍。前年同期比で0.01ポイント改善した。東京都は求人倍率は1.91倍だったが、前年同期比でみると0.32ポイント下がった。東日本大震災や節電の影響が大きいとみられている。 「求人状況は相当厳しい。3月31日のぎりぎりまで就職活動が続くと覚悟