就業者の5人に1人、医療福祉に 高齢人口ピークの40年―厚労白書 2020年10月23日10時38分 厚生労働省は23日の閣議で、2020年版厚生労働白書を報告した。高齢者人口がピークを迎える40年の医療福祉分野の就業者数は最大1070万人で、全就業者の約5人に1人を占めると推計。担い手不足に懸念を示し、先端技術の活用などによる現場の生産性向上や、少子化対策を推進する必要性を強調した。 「健康、金、孤独」 高齢者の不安、巧みに利用―山口元会長・ジャパンライフ事件 白書は、40年を見据えた今後の社会保障と働き方をテーマとした。40年時点で65歳の人のうち男性は4割が90歳まで、女性は2割が100歳まで生きると予測。介護分野を中心に利用者数が急増し、医療福祉分野の就業者数は、18年の826万人(全就業者の約8人に1人)から大幅に増えると見込んだ。 その上で、こうした事態に備えた対策の必要性を強