5月27日、日銀の原田泰審議委員(写真)は都内で講演し、マイナス金利政策による金利低下が金融機関の収益を下押ししているとの批判に対して、低金利は過去の不十分な金融緩和によるデフレが原因だと反論した。日銀で2015年3月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino) [東京 27日 ロイター] - 日銀の原田泰審議委員は27日都内で講演し、マイナス金利政策による金利低下が金融機関の収益を下押ししているとの批判に対して、低金利は過去の不十分な金融緩和によるデフレが原因だと反論した。 原田委員は日銀が1月に打ち出したマイナス金利政策について「通常の預金金利もマイナスになると誤解された」ほか、「『マイナス金利という言葉がよくない』」「マイナス金利で予想成長率や予想物価上昇率が低下する」との批判があるのを列挙した。
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