前置き 東京大学の中でも人文系の学生は就職に対して不安に思う傾向が強いようである。毎日jpの「東京大:新入生6割が就活不安」 [1] という記事によると、人文系の学科に進むことが想定されている文科三類の学生は7割近くの新入生が就職に不安を感じているそうだ。 同記事によると、2013年4月初めに、東京大学新聞社が東大の新入生に向けてアンケートを実施したそうだ。そのアンケートによると、「就活に不安を感じるか」という質問に対し、「とても不安」か「やや不安」と回答した文科3類の新入生は69%であった。新入生全体で見ると、「とても不安」か「やや不安」と回答したものは58%であったそうだから、人文系の学科に進むことが想定されている文科三類の学生は就職に悲観的である傾向が見受けられる。 このように人文系の学生が不安を持つのはもっともである。というのも、人文系の学問というのは職業生活に直結しない。だから、
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