打ち上げが迫った宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水星探査機「みお」。日本が初めて挑む水星は、どんな惑星なのか。解明が期待される磁力や大気などの謎を探った。 予想覆した磁力の発見 水星は太陽系で最も小さい惑星。直径は地球の約4割で、月より少し大きい程度。表面は無数のクレーターで覆われ、月にそっくりだ。太陽に近い上に1昼夜が176日と長いため、温度は427~マイナス173度と寒暖差が非常に激しい。 水星の存在は紀元前から知られていたが、太陽に近いため、地上から望遠鏡で観測すると太陽光に邪魔されてしまうこともあって、まだ分からないことが多い。最大の謎は磁力のメカニズムだ。 地球の内部では、高温で溶けた鉄などの金属が対流して電流が発生し、その影響で磁力が生じている。1本の棒磁石が南北方向に埋め込まれているような状態で、方位磁石のN極が北を向くのはこのためだ。 これに対して水星はサイズが小さいため
小惑星に宇宙船をぶつけて地球を守るNASAの技術、設計フェーズへ2017.07.08 21:045,396 福田ミホ 核で迎撃よりはソフトな感じ。 太陽系には地球や火星のような惑星以外にも小さな惑星が無数にあり、そこから宇宙の歴史がたどれるなど、我々に夢と知見を与えてくれます。でも、それら小惑星たちは一歩間違えば地球にぶつかってくる可能性があるため、脅威でもあります。2013年にはアポロ小惑星群からはぐれた隕石がロシアに落下し、約1,500人が重軽傷を負っていますし、恐竜が絶滅したのも小惑星衝突の影響と言われています。 そこでNASAでは、小惑星が地球に向かってきたら宇宙船を衝突させ、軌道修正させるという技術を研究しています。なんだか『アルマゲドン』みたいですが、この研究はもうさまざまな検討を経ていて、このたびコンセプト段階から晴れて設計段階へと進むことが発表されました。 このミッションは
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