ありそうでなかったのが公共サービスでのネット活用。法や規制があるため自由競争のメカニズムが働きにくい分野で、あえて勝負を賭けるのがヨセミテだ。旅行者のための画期的なサービスサイト『フォートラベル』を立ち上げ、新たなステップに踏み出す津田全泰社長のビジョンに迫る。 第2回 「ヨセミテのとんでもない野望」 ■インターネット・ナシの世界とアリの世界の違い 「インターネットを使って、日本の業界構造をよくしていきたい。大胆にもそんなことを考えるようになったんです」 津田氏が知人とたった二人で立ち上げたフォートラベルは、旅行者の投稿・クチコミサイトとしてぐんぐん知名度を高めていった。自分の旅行記を書き残したい、クチコミを聞いてもらいたい。そんなニーズの受け皿としてジャストフィットし、予想を上回るペースでページビューが伸びていった。当然メディアとしてのバリューも高まる。 「サービスインしたのが2004年
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