ピックアップレビュー: 日本の子供は他国の子供に比べて自己肯定感が低いということを聞いたことがある。本書でもそう述べられている。そして、子供を伸ばすには自己肯定感をもたせることが重要だと著者は言う。 著者は長年にわたる教育経験からその結論に至った。経験と実践の裏付けがあるだけに、それなりに的を射た話だとは思う。 しかし裏を返せば、内容が常識的すぎ、しかも経験論の域を出ていないという問題がある。 本書と同じく自己肯定感の重要さを説いていても、筑摩新書の「子どもが伸びるほめる子育て」では実際に伸びたデータや実話がたくさん紹介されている。本書もせっかく事細かに接し方を説明しているのだから、ほんとうに伸びることを裏付けるエビデンスがほしい。データはなくても現実のエピソードがたくさん盛り込まれていたら、もっと腑に落ちるだろう。 全ての口コミ⇒(5件のカスタマーレビュー) 紹介記事の詳細は→こちらで