「あなたの子供の頃の夢は何ですか」と問われたら、皆さんはどうお答えになるでしょうか。私はある所で、「ナルニアに行ってみたかった」と答えました。「ナルニア」というのは、「ナルニア国物語」という全七巻の児童文学の舞台となっている架空の国の名です。この物語は、何人かの子供たちが、魔法の力によって、この世界とは全く別な世界に行っていろいろな冒険をする、というお話なのですが、その別の世界で子供たちが、王や女王になったり、その国の危機を救ったり、またその国の誕生と終末に立ち会う、その国の名が「ナルニア」なのです。この「ナルニア国物語」が、私が小学校の高学年の頃に翻訳されて出版されました。私はそれを夢中になって、何度も何度も、暗記してしまうくらいに読みました。そして、ナルニアにあこがれ、自分もナルニアに行ってみたい、と思ったのです。 これからこのホームページに、この「ナルニア国物語」についての文章を連載