ねんきん、と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろう。記録が宙に浮いてしまったアレか、それとも特別便と銘打って送りつけられてくるアレか。 私が最近気になっているのは「粘菌」のほうだ。書店で偶然手に取った美麗な粘菌の図版集。そこに登場する粘菌らに、すっかり参ってしまった。あのバリエーション豊かな容姿、ドラマチックな生涯・・・もともとその存在は知ってはいたが、伝聞と目の前の精細な写真とではインパクトが断然違う。 その感動覚めやらぬうちに。今日は、その粘菌を「マグネット」にしてみたいと思います。さあどこから話せばいいのか。 (菌類なので、たまにブツブツ・水玉な写真が出てきます。苦手な方はすいません、薄目でご覧ください) (乙幡 啓子) 詳しくは買って見よう 「風の谷のナウシカ」(宮崎駿)や「ぷりぷり県」(吉田戦車)などの漫画で「粘菌」を知った、という方も多いかもしれない。私もその1人だ。あるいは南方