豪州の上空に戻ってくる小惑星探査機「はやぶさ」をネット中継しようと、和歌山大や米航空宇宙局(NASA)、動画サイト「ニコニコ動画」などが準備している。はやぶさは13日午後11時21分(日本時間午後10時51分)に大気圏に再突入する予定で、神奈川・相模原の管制室の中継も計画されている。 はやぶさと、分離したカプセルは再突入による高熱で流れ星のようにみえるという。 和歌山大のチームは、豪州南部の砂漠地帯でその瞬間を待ちかまえる。13日は日本時間午後10時30分から30分間、生中継する。尾久土(おきゅうど)正己教授は「当日は美しい南天の星々と、はやぶさの最期の姿を届けたい」と話す。「ニコニコ動画」も「おかえりなさい。はやぶさ」と題して午後10時から放送。視聴画面にコメントを書き込むことができる。 NASAは飛行機で上空1万2千メートルから中継する。宇宙航空研究開発機構とともに小惑星「イトカ