報道各社で構成する衆院記者クラブは12日、体調不良で辞任の意向を示している細田博之衆院議長が13日に議長公邸で開く記者会見を巡り、質問が続く限り応じるよう衆院に文書で要請した。衆院事務局は会見時間を30分間と制限したことに関し「体調を考慮した」として拒む一方、「議長の体調や判断で、多少延長される可能性は否定しない」と答えた。 衆院記者クラブは、国会を取材する記者クラブ加盟社から各社1人とした参加者の制限を設けないことや、映像や写真の撮影を冒頭発言以外も認めることを併せて申し入れた。衆院側は参加者の制限を会場の広さを理由に応じなかったが、会見全体の撮影を許可した。 共産党の小池晃書記局長は会見で「会見の名に値しない」と批判し、細田氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係やセクハラ疑惑についても説明責任があると指摘した。 細田議長が13日午後会見