Photo: Kisa Toyoshimaしばし築100年の町屋で「ただアンビエントを聴く」ための空間が京都に誕生坂本龍一の追悼盤「Micro Ambient Music」を世界に1枚しかないアナログレコードで楽しむ ビンテージオーディオから流れる音楽と、窓の外から聞こえてくる環境音が交わる……。そんな音に心を委ねて、ただただこの空間でぼーっと過ごすことを目的にしたスペース「しばし(sibasi)」が、2023年10月20日、京都の平安神宮近くに誕生した。 Photo: Kisa Toyoshima 建物は、1925年に建てられた町屋をリノベーション。床の間やすりガラスといった、日本家屋ならではの味をしっかりと残しながら改装されている。ここは、知識や情報を積極的にインプットするというよりも、自分自身を空っぽにして、一度リセットできるような場所だ。 本記事では、オープン準備真っただ中の10月