山田風太郎忍法帖は、昭和33年の「甲賀忍法帖」が始まりです。角川文庫に入ったのは、昭和48年「くノ一忍法帖」からです。当時カバー絵を描いていたのが佐伯俊男でした。初期のものは、エロチックでおどおどしい描写が多く、本屋で手にするのもドキマギしたものです。理由は定かではありませんが(察しはつきますが)、次第に大人しくなっていきます。また、昭和55年頃から初期の絵にも、着衣させたりし描き直し、薄味になってしています。さらに、昭和61年以降のものは、表表紙のみに描かれるようになりました。(描き直した画には、題名の後にBと記し、新旧を並べ、比べることができるようにいたしました) どうぞ御覧下さい。 ※佐伯俊男氏へのインタビューによりますと、山田風太郎には、お会いしたことがなかったそうです。(「幽」27号より) 再入荷 くノ一忍法帖 昭和51年 重版 状態 ヤケ スレ order number: Fu