No.2 の回答者の方が、「ゲシュタルト崩壊」という言葉を示していますので、補足します。 「あ」という文字が「あ」として認識できるのは、言うまでもなく、個々の線のパーツが、全体として、「あ」という文字のゲシュタルトを構成しているからです。ロールシャッハテストの場合も、aster 氏の説明を使えば、ある人は、「羽根を広げた蝶」と見る模様を、別の人は、「こうもりの顔」だと見る場合、これは、二人の人で別々の「ゲシュタルト構成」をしていることになります。 しかし、aster 氏が、「ここでは、知覚の場のゲシュタルト構造から来る「錯視」などとは違う、高次水準の了解心理機構だということです」と補足的に述べているように、パターン認識とか、意味了解というのは、遙かに複雑な認識構造を持っているのです。 「「あ」が「あ」として認識できなくなった、というのはゲシュタルト崩壊です」というのは何を言っているかという