経済産業省資源エネルギー庁が推進するハイドロバレー計画、その関連調査は新エネルギー財団が行っており、同計画に沿ったプロジェクトには補助金が支給されるらしい。 しかし市町村レベルの地方公共団体が水力利用を企画して運用するには知識と経験がまだ足りない。そこで資源エネルギー庁と新エネルギー財団が全国的な水力利用を促進するために用意したガイドブックが「ハイドロバレー計画ガイドブック」である。 小水力利用への理解を深めるためにこの「ハイドロバレー計画ガイドブック」の内容を順次まとめてゆくことにする。 今回は「1.概要」である。本文は下に引用しておく。 1.概要 □目的 水力発電は、二酸化炭素(CO2)を排出しないクリーンな自然エネルギーであり積極的な開発が求められるが、国民の必要性の理解不足等から円滑に進展していない。 脱化石燃料を果たすために分散型エネルギーである新エネルギーの導入を促進する必要が