1966年の姫路大博覧会に合わせ、西欧風の城館を模して作られた手柄山中央公園(兵庫県姫路市)の施設が、アニメや漫画のキャラクターにふんする「コスプレ」愛好者の撮影スポットとして人気だ。 撮影会には、関西圏を中心に毎回50~150人集まる。古びた城壁や岩場の様子が人気漫画「進撃の巨人」の世界観に合うといい、公園を管理する姫路市も「公園の新しいPRになれば」と歓迎する。 この施設はレンガ造りの城館を模した外観で、同公園(約36ヘクタール)内の山上にある。塔や城壁、岩場があり、細い通路やらせん階段でつながり、迷路のようになっている。同博覧会終了後も取り壊されずに残った。 市によると、数年前から愛好者が撮影に訪れるようになり、公園内に手柄山交流ステーションができた2011年4月以降、同市内の愛好者団体から「撮影会を開きたいので、着替えの場所に多目的ホールを借りたい」と打診があった。当時は、駐車場や