岸信夫防衛相は2日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者から選挙で支援を受けたことに関し「これまでの関係について、しっかり見直さなければいけない」と述べた。7月29日の会見では今後も支援を受けるかについて「適切に判断し、対処したい」とするにとどめていた。霊感商法や献金強要被害などが指摘される教団と政治家との関係に批判が高まり、軌道修正したものとみられる。 自民党の茂木敏充幹事長は2日の会見で「党として組織的な関係がないことを関係部門に改めて確認するよう指示した結果、これまで一切の関係を持っていないとのことだった」と改めて組織的な関係を否定。「旧統一教会だけでなく、関連する団体も確認した」とも語った。