2012年3月9日、大阪地裁で下された原爆症認定訴訟被爆者勝訴判決について、国・厚生労働省は3月23日の控訴期限までに控訴することさえ出来ず、被爆者側の勝訴判決が確定しました。 心筋梗塞について、あらためて放射能起因性が認められたこと。 放射線の影響についてしきい値がない可能性が指摘されたこと。つまり、どんなに低線量の放射線でもこの病気を起こす可能性が確認されたこと。 そして、厚生労働省の原爆症申請却下が取り消されるだけではなく、はじめて積極的に厚労省の原爆症認定義務が認められ、義務づけ判決となったこと。 これらの点で画期的だった判決の確定です。 福島原発事故から1年 原爆症訴訟がまた勝訴! 裁判で確定した放射線に起因する全病名はこれだ この、国の控訴断念により確定した3月9日判決に関する弁護団の次の訴訟での意見陳述は次の通りです。 1 はじめに 今般提出した甲A80号証及び81号証に関し