2019年4月21日のブックマーク (6件)

  • 日記:噛み合わない歯車の回転について(百合と「リズと青い鳥」に関するメモ) - しゆろぐ

    1.注意事項 この記事は、全面的に映画「リズと青い鳥」のネタバレを含みます。 また2018年アニメ化予定の漫画「やがて君になる」の設定についてもがっつり語っていますが、これについては未読の方にも配慮しております。 2004年の映画「花とアリス」、2004年から2013年まで連載していた漫画「青い花」等にも言及しますが、作品の根幹に関するネタバレはありません。 内容としては「リズと青い鳥」を百合というジャンルのなかの一作として位置付けるとすれば、どういう見方があるかということを語りたい、みたいな感じです。 以上の内容についてご理解いただけた方のみお読みください。 映画『リズと青い鳥』オリジナルサウンドトラック「girls,dance,staircase」 アーティスト: 牛尾憲輔 出版社/メーカー: ランティス 発売日: 2018/04/25 メディア: CD この商品を含むブログ (3件)

    日記:噛み合わない歯車の回転について(百合と「リズと青い鳥」に関するメモ) - しゆろぐ
  • 対照な二人の対称式――『リズと青い鳥』について - シャングリラ激辛紀行

    『リズと青い鳥』見てきました。 なんでしょうこれ、もう最高。 『響け!ユーフォニアム2』で、みぞれの感情がオーボエの音に乗っていくあのシーンが死ぬほど好きだったんですが、それをさらにまた美しく磨き上げたうえで見せてもらったことに、感謝しかありません。 あと夏紀先輩がとても美人に描かれていてたいへんドキドキしました。 切れ長の目の美人でどこかけだるげな雰囲気なのが夏紀先輩の外見好き好きポイントなのですが、劇場版は目の作画がさらにいい感じになっていて素晴らしかった……。いやもう昔から思ってたけど三次元の女の子の好みを二次元にブラッシュアップされてぶつけられたらオタクは死ぬ。……などと夏紀先輩トークだけで五千字くらいは行けそうですが、そんな一期からのこじらせ感情をほとばしらせるのが目的ではないので、さっさと題に入りましょう。 この後ネタバレが大量にありますので未視聴の方はまず劇場へ行きましょう

    対照な二人の対称式――『リズと青い鳥』について - シャングリラ激辛紀行
  • 『リズと青い鳥』 - 原子メールの届いた夜に

    映画『リズと青い鳥』オリジナルサウンドトラック「girls,dance,staircase」 アーティスト:アニメ (Anime)ランティスAmazon 『リズと青い鳥』、観てきました。事前情報はほとんど入れず、希美とみぞれの話らしい、ということくらい。ロングPVが公開されており、映画全体を振り返るのに大変よいのですが、振り返りすぎていて、事前に見ない方がいいPVになっています。注意。 『リズと青い鳥』ロングPV 以下、ネタバレなので畳みます。 見終わったあと、しばらく反芻して、なんだこれなんだこれって思ってました。おそらく類似作はあるのだろうけれど、この映画では内心のモノローグが排除されており、独り言で内心を吐露する、というシーンも(ほぼ? 全く?)ありません。かといって饒舌な映画でもないため、その心情は、表情や手の動き、身体全体のこわばりや逃げ、目の震えなどで表現されます。どんだけ細か

    『リズと青い鳥』 - 原子メールの届いた夜に
  • リズと青い鳥のこと - 鳰のような形をした僕の迂回路

    リズと青い鳥の感想を箇条書きで記しておきます。 liz-bluebird.com 最高の一言に尽きる まず演出の密度が濃過ぎて付いていけない。1/10倍速で見せてくれ 劇伴、音響が最高。冒頭のぎこちない音の断片(聲の形を彷彿とさせる)と、少女たちの音が混ざり合う感じ、始まる前のふわついた雰囲気、演奏前のステージでチューニングが始まるあの感じ。そこから傘木希美がやってきて徐々に音楽が紡がれていく、果てしない高揚感 鎧塚みぞれが登場してから傘木希美と2人で部室に入るまでに丸々5分間は費やしており、この時点で画面は情報の洪水めいている。必ず傘木希美の後を付いていこうとする鎧塚みぞれと、間違いなくそれを知っていて言葉少なに歩く傘木。急に階段の手すりから笑顔をのぞかせる傘木と、それを眩しそうに、驚いたように見やる鎧塚みぞれ。踊り場に出た鎧塚は階段の上を振り仰ぐが、カメラは階段を斜めに撮る(視点の主

    リズと青い鳥のこと - 鳰のような形をした僕の迂回路
  • 岐路は希望の兆しであれ――『リズと青い鳥』によせて(ネタバレ) - 破倫館

    『リズと青い鳥』(山田尚子監督、2018、日) 言葉が怖い。 意志を伝える手段であるはずの言葉は、うまくすれば他者とのコミュニケーションを可能にするが、実際はむしろ逆で――自分の思いが適切に伝わらないことをもどかしく感じることの方が多い。 語彙を尽くしても思いは伝わらないかもしれず、それどころか、言葉を交わせば交わすほど、他者との理解しあえなさや断絶が浮き彫りになってゆく。それが怖い。 怯えて黙り込んでしまうこともある。それでもやはり、私は誰かを心から理解したいと願うし、理解してくれる誰かの存在を祈っている。 だからこそ私は小説を書いている。物語が私にとって他者・外界と繋がるための手段であると強く思うし、迂遠、曖昧、口下手なことも、小説は許容してくれる。 こうした言葉に対する背反した思いを、おそらく山田尚子監督も抱いているのだと思う。次のコメントから溢れ出す絶望、希望、愛がないまぜになっ

    岐路は希望の兆しであれ――『リズと青い鳥』によせて(ネタバレ) - 破倫館
  • 世界は不公平だ。それでも頑張る意味はある。―『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』 - 新・怖いくらいに青い空

    デジタル大辞泉の解説 こうへい【公平】 すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。 大辞林 第三版の解説 こうへい【公平】 かたよることなく、すべてを同等に扱うこと(さま)。主観を交えないこと(さま)。 精選版 日国語大辞典の解説 こうへい【公平】 判断や行動が公正でかたよっていないこと。特定の人のえこひいきをしないこと。また、そのさま。くびょう。 (公平(コウヘイ)とは - コトバンクより引用。) 記事の概要 ほぼ全ての人は、「努力すれば能力はその分上がっていく」「能力が上がればそれが正しく評価される」という「公平性」が世界に存在しているという信念(公正世界信念)を持っている。『ユーフォ』で描かれる登場人物の苦悩は、自分達が信じている世界の公平性が実は存在していないかもしれない、という不安や絶望から生じるものである。 公正世界信念という

    世界は不公平だ。それでも頑張る意味はある。―『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』 - 新・怖いくらいに青い空
    zg90
    zg90 2019/04/21
    なるほど>まさに「フィナーレ」という言葉が相応しい、そんな圧倒的な映画だった。