ポーランド出身で、秋田県大仙市で暮らすタベルスキ・マイケルさんは、地元産の豚肉を使ったソーセージ作りを通して地域に貢献している。 秋田県内のスーパーマーケットのハム・ソーセージ売り場には、赤いパッケージの「ポルミート」という商品が並んでいる。秋田県南東部に位置する大仙市に本社工場を置く株式会社IMIのソーセージである。赤いパッケージは、IMI代表取締役のタベルスキ・マイケルさんの出身国であるポーランドの国旗をイメージしたもので、タベルスキさんの写真も印刷されている。写真の横には、タベルスキさんの名前に日本語の「食べる」と「好き」とをかけた「食べるの大好き」のキャッチコピーが添えられている。 大仙市では、タベルスキさんはよく知られた存在である。街を歩いていると、彼の親しみやすい人柄を知る人々が気軽に声を掛けてくる。彼もそれに秋田弁で応じる。「ここでは自分が外国人だと思うことが全くありません」