【台北・大谷麻由美】台湾各紙は7日、近代中国の革命家・孫文(1866~1925年)が「ハワイ・マウイ島生まれ」として米国籍を取得していたことが、米政府の歴史資料から明らかになったと報じた。孫文は中国広東省香山県翠亨村(現中山市)の出身だが、清朝打倒を図っていたことから海外でも逮捕される危険があり、安全のため米国籍を取得したとみられる。 孫文は1904年に米国籍を取得したが、資料では「1870年11月24日ハワイ・マウイ島生まれ」となっている。実際の誕生日は1866年11月12日で、1894年11月24日にハワイ・ホノルルで清朝打倒のための興中会を設立している。 孫文は米国で移民局に数日間、拘束されたことがある。友人から米国で中国革命の準備をするなら米国籍を取得した方が良いと勧められ、受け入れたとみられる。国民党党史館の邵銘煌主任は台湾メディアに「革命のために取った非常手段」という見方を示し
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