外国人からの献金や暴力団との交際が発覚した田中慶秋(けいしゅう)法相は18日、復興予算について審議する参院決算委員会の閉会中審査を公務を理由に欠席した。野党からの出席要求を蹴って公務を優先した形だが、招請を受けてもいないのに急に出向いた会合もあった。山本順三委員長(自民)は「国会答弁回避のために欠席した。大臣の資格はない」と委員会席上、辞任を要求した。 自民党は18日午前の決算委理事会で田中法相の出席を求めたが、民主党は拒否。午後1時前から自民議員が田中法相への質疑を予定していたが現れず、40分以上空転した。野党側は質疑を後回しにして午後4時からの出席を求めたが、法務省から公務を理由に欠席との届けがあった。 山本委員長はやじが飛び交う中で「委員会をおとしめかねない傲慢な行為だ。国民への説明責任を果たそうともしていない」と指弾。「(野田佳彦首相は)即刻、解任すべきだ」と述べ、決算委を所管する