平成27年に茨城県取手市で女子中学生が自殺した問題を受けて再発防止策を検討してきた委員会は、18日の会合で、今後、教員が交代で学級担任になる制度を導入することなどを求める提言をまとめました。 これを受けて、去年4月から再発防止策を検討してきた教育や法律などの専門家による委員会は、18日の会合で提言を取りまとめました。 提言では子どもの様子をきめ細かく把握するためクラスの担任を固定せず、学年の教員全員が交代で担任になる制度を導入することを求めています。 また、生徒の悩みや困りごとに特化して情報を共有する体制を学校内で整えることなども盛り込まれています。 委員長を務める千葉大学教育学部の藤川大祐教授は会見で、「悩みを抱える生徒が学校に通い続けられるよう教員の連携を高め、組織の改善に取り組んでもらいたい」と述べました。 取手市教育委員会では提言の内容を市内20の小中学校で来年度から導入する方針で