11日午後から菅直人総理大臣の所信表明演説が行われた。普天間基地問題と沖縄に関する所信は最後に語られた。内容は以下の通り。 沖縄には米軍基地が集中し、沖縄の方々に大きな負担を引き受けていただいております。普天間基地の移設・返還と、一部海兵隊のグアム移転は、なんとしても実現しなければなりません。普天間基地移設問題では、先月末の日米合意を踏まえつつ、同時に、閣議決定でも強調されたように、沖縄の負担軽減に尽力する覚悟です。 沖縄は独自の文化をはぐくんできた、我が国が誇るべき地域です。その沖縄が、先の大戦で最大規模の地上戦を経験し、多くの犠牲を強いられることとなりました。今月23日、沖縄全戦没者追悼式が行われます。私はこの式典に参加し、沖縄を襲った悲惨な過去に思いをいたすとともに、長年の過重な負担に対する感謝の念を深めることから、この沖縄問題についての仕事を始めたいと、このように考えております。
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