2016年10月いっぱいで終了するネットサービス「関心空間」は、ブログなどSNSの先駆けとして愛好者も多かった。終了に至るまでには、様々な紆余曲折があったようだ。 「メンテナンスに手のかかるシステムで、ランニングコストが高かったのでは。これまでいい勉強をさせていただいたので、とても残念ですね」 愛好者ら100人がユーザー会立ち上げ 長らく「関心空間」のユーザーだった宇宙エレベーター協会理事の島崎丈太さん(57)は、こう思いを語る。 「関心空間」は、2001年にサービスが始まり、アカウントを持つユーザー数は非公表だが、約6万人いるともされる。関心のある活動や商品などの名前をキーワードとして投稿すると、利用者が様々な話題を書き込んでいく。それをきっかけに、利用者同士が交流するシステムだ。 島崎さんは03年、「ネット墓守」というキーワードを投稿した。不慮の事故などで亡くなったとき、自分が残したネ