昨夜は七時過ぎからレジデンツ内のホールでスティール氏の講演があり聴きに行きました.質疑も含めて終わったのは八時半過ぎで,そのまま帰宅しました. 昨日のBH で「アヴェロエス主義といえば知性単一論に研究者の関心は集中してきた訳で、その意味でも伝統的な視点に忠実にしたがった教科書的な分析をしているといえます」とコメントされていますが,本当にこれは「知性単一説の呪縛」とでも形容すべきものです・・・.とはいえ,そのおかげで色々できることが残されているとも言えますが・・・.>今朝は,アヴェロエスの『生成消滅論』と『気象論』の両中註解のラテン語への翻訳関連で,近刊の “Latin Averroes Translations of the First Half of the Thirteenth Century” を読んでもよく判らなかった点について,ダッグに尋ねました.すべてが揃っている『霊魂論』の大