将来、安心して余生を過ごすために、老人ホーム探しを始めている方もいるでしょう。場所や受けられるサービスの内容も大事ですが、費用を最優先課題と考えている人が多いのではないでしょうか? 今回は、高齢者向け住宅の中でも、比較的安い賃料で入居できる「シルバーハウジング」についてご紹介します。 シルバーハウジングとは? シルバーハウジングとは、高齢者向けにバリアフリー仕様がなされた公営の集合住宅です。建物には「ライフサポートアドバイザー(LSA)」と呼ばれる生活援助員が常駐し、居住者の日々の生活援助などをおこなうほか、緊急通報システムや見守りセンサーの設備も導入されているため、徘徊による行方不明や孤独死などを防止することもできます。 1987年(昭和62)、将来の高齢化問題に備えて、建設省と厚生省(ともに当時)の連携によってシルバーハウジング・プロジェクトが提唱されました。住宅施策と福祉施策のコラボ