GW半ばの1日、ふと立ち上げたメールボックスに興味深いリリースが飛び込んできた。すでに記事にもしている「刑務作業でRuby、世界初の受刑者によるソフトウェア開発」がそれだ。これを見て、「ほほう、刑務作業でソフトウェア開発ですか」などと悠長に構えつつ見ていたのだけど、最後までリリース文を読んでみて浮かんでくるのは、「いったいなぜ? どうして?」という不可解な気持ちばかり。 それは例えば、「プリズニーズ」という企業そのものについてであったり、受刑者にRubyを教える人選やそのカリキュラムなど、少し考えるだけで幾つも浮かんでくるわけだけど、いったい総務省はどういう基準で刑務作業の提供企業を選定しているのかと思うことしきり。 プリズニーズについて言えば、設立は1週間ほど前の2007年4月24日といわゆるベンチャー企業である。事業内容を見ると、「社会貢献事業、刑務所ITアウトソーシング事業」とあり、