3日午前9時9分ごろ、自宅マンションの浴室内で意識を失って倒れている催眠術師の男性(48)を北町奉行署員が発見、まもなく病院に搬送された。命に別状はない。男性は不眠不休で72時間以上鏡を磨き続けていたとみられる。 同署によると、3日午前8時ごろ、同業者の友人男性から「3日前から舞台に来ず、連絡が取れない」との相談があったため、署員が男性が住むマンションを訪問した。呼びかけに対して返事がなかったことから、管理者の許可を得て室内に入ったところ、男性が浴室内で倒れているのを発見。男性はそのまま近くの病院に救急搬送された。 浴室内にはすり減ってぼろぼろになったタオルが落ちていたほか、室内の鏡が異常なほど輝いていた。同署では、男性が鏡を磨いている最中、「鏡が汚れているから磨かなければならない」という暗示を鏡越しの自分に向かって誤ってかけてしまった結果、自己催眠状態に陥り、意識を失うまで鏡磨きをやめら