iPS細胞研究などを支援している文部科学省の事業を紹介するホームページの一部が改ざんされていることがわかり、同省は27日、このホームページの運営を一時的に停止した。 改ざんされたのは、財団法人先端医療振興財団に管理・運営を委託している「再生医療の実現化プロジェクト」のページ。トップページに戻るための「ホーム」をクリックすると、アドレスによると中国で運営されているとみられるホームページにつながる状態に書き換えられていた。 26日午後9時19分に内閣官房情報セキュリティセンターから同省に連絡が入り、同財団に指示して27日午前0時53分から運営を停止した。 同省によると、25日午後3時39分に運営するコンピューターに接続した記録が残っており、この時書き換えられた可能性が高いという。書き換えられたホームページに接続したことによるコンピューターウイルス感染などの被害は確認されていない。