”虎の子”の高級アクセサリー事業の喪失は、セレクトショップ大手の業績にどのような影響を与えるのか――。 セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは、米高級アクセサリー「クロムハーツ」事業の日本におけるライセンス契約を9月末で解消することを明らかにしている(発表は5月27日)。権利義務はブランド創業者であるリチャード・スターク氏とその親族が管理・運営する会社に約8年間かけて譲渡する、というスキームだ。 同事業の2015年度の売上高は前期比14%増の約114億円と好調で、ユナイテッドアローズ全体の売上高に占める割合も8%を超える。利益は非開示だが、利益率も高いという。10年以上かけて育てた“虎の子”の消失は痛手になりそうだ。 1999年からクロムハーツ商品を取り扱い ユナイテッドアローズは1999年からクロムハーツ商品の取り扱いを開始。当時ブランドを発掘してきたコムデギャルソン関係者からの紹
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