少女が夢の中の淡さと残酷さにまみれた幻想の世界へ行く「Finding Teddy」。 ある夜、お気に入りのテディベアと一緒に眠っていた少女に、クローゼットから突然長いクモの足が出て来てテディベアを奪い取ってしまう。それに気づいた少女は目を覚まし、クローゼットの奥に広がる幻想ととも夢ともつかない世界へと奪われたテディベアを探しに行くポイント&クリックアドベンチャーだ。 そのピクセルで描かれたグラフィックから「スキタイのムスメ」との比較が一部海外サイトのレビューでも見られるのだが、トータルな完成度から言えば「Findikg Teddy」は荒いところが目立つし、よりシンプルなポイント&クリックの形式である。だがしかし、この作品は停滞しつつあるアドベンチャーの「ゲームのルール」というものを美しくリメイクし得る可能性を秘めているんじゃないか?と感じられる仕掛けが施されており、その部分がひとつ突破口に