韓国政府が高官を相次いでワシントンに派遣し、日本による輸出規制措置をめぐって米国への外交戦を展開しているが、日本政府内外では「韓国の動きには特に緊張していない」という声が出ている。韓国政府はトランプ政権に対し、韓日の争いを仲裁するよう「SOS」を出しているが、トランプ政権には受け入れられないと見ているからだ。米国が容易に動くことができないよう日本政府が事前に米国に働きかけていたとの話も流れている。韓国政府の訪米外交が日本より一足遅く、「後の祭り」だとの懸念も少なくない。 外交関係者の間では、日本の安倍晋三首相が今年4、5、6月に3か月連続でトランプ大統領に会った際、今回の韓国への経済制裁について米国にあらかじめ協力を求め、了解を得ていたとの話が出ている。駐米日本大使館が、ホワイトハウスや米国務省はもちろん米国内の有力シンクタンクに対し「韓国が国際法に違反しているため、やむを得ず今回の措置を