久しぶりに、封切り間もない映画を観ることができたので少し。『ゼロ・グラビティ』、昭島の映画館で観てきました。小学生の娘と一緒だったので、吹き替え版の3Dで。 とにかく映像表現が素晴らしいという前評判だったので、かなり期待して行ったのですが――そんな高いハードルを軽々と上回るほどの出来映えでした。僕は幸か不幸か3D酔いはあまりしないタイプなので平気でしたが、人によっては影響があるかもしれません。そしてテーマそのものが「宇宙で遭難する絶望感」であり、その辺りを徹底的にリアルに描いているので、これも人によってはホラー映画以上の恐怖を味わうかもしれません。 そんなリアル感を増しているのが、「余計な映像を入れない」という作り方です。ネタバレになるので詳細は書きませんが、「普通の映画でこのエピソードを描くならこんなシーンを入れるよなぁ」と思うようなシーンが一切ありません。基本的に登場人物は2人の宇宙飛