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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (37)

  • 消すことで見えてくるもの――映画『ゼロ・グラビティ』

    久しぶりに、封切り間もない映画を観ることができたので少し。『ゼロ・グラビティ』、昭島の映画館で観てきました。小学生の娘と一緒だったので、吹き替え版の3Dで。 とにかく映像表現が素晴らしいという前評判だったので、かなり期待して行ったのですが――そんな高いハードルを軽々と上回るほどの出来映えでした。僕は幸か不幸か3D酔いはあまりしないタイプなので平気でしたが、人によっては影響があるかもしれません。そしてテーマそのものが「宇宙で遭難する絶望感」であり、その辺りを徹底的にリアルに描いているので、これも人によってはホラー映画以上の恐怖を味わうかもしれません。 そんなリアル感を増しているのが、「余計な映像を入れない」という作り方です。ネタバレになるので詳細は書きませんが、「普通の映画でこのエピソードを描くならこんなシーンを入れるよなぁ」と思うようなシーンが一切ありません。基的に登場人物は2人の宇宙飛

    消すことで見えてくるもの――映画『ゼロ・グラビティ』
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    zoidstown 2013/12/16
  • 三人称視点のライフログを可能にする"MeCam"

    旅先での出来事を写真に撮るだけでなく、日常の何気ない風景を撮影する、べたご飯を記録するなど、「ライフログ」的にあらゆるものを記録に残すことが増えてきましたが、何かを撮影したい時に友人がいるとは限らないので、画像はどうしても「一人称」の視点になりがちです。しかしまるで映画スターか何かのように、三人称視点で自分の日常を記録に残したい……そんな自意識過剰な人がどのくらいいるのか分かりませんが、そんな方々にうってつけのロボット"MeCam"が登場しました: ■ Always Innovating: MeCam すっかりお馴染みとなった4ローター型ヘリコプターの姿をしていますが、サイズに特徴が。ご覧の通り、手のひらに載るほどの小ささで、周囲を飛び回っていても気にならない……っていや無理があるか。しかも騒音もあるし。いずれにせよこの子がユーザーの周囲を飛び回り、搭載されたカメラで撮影してくれるので、

    三人称視点のライフログを可能にする"MeCam"
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    zoidstown 2013/01/28
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2012/08/16
  • LinkedIn、パスワード流出とデータ不正収集

    ビジネス向けSNSとして日でもユーザーを伸ばしているLinkedIn(リンクトイン)が揺れています。ハッキングによって約650万件のパスワードが流出、さらにiOSアプリでユーザーの同意なくデータを集めていた事実が明らかになったとのこと。 まずパスワード流出ですが、第一報を報じたのはノルウェーのウェブサイト、Dagens IT。残念ながらノルウェー語は分かりませんが、Google Translateで翻訳したリンクを掲載しておきます: ■ Change passwords on LinkedIn, Now! (Dagens IT) Two days ago a package on the 6.5 million encrypted passwords posted on a Russian hacker site. Those who posted it wanted help to c

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    zoidstown 2012/06/07
  • ツイッター・プロパガンダを見分ける4つの特徴

    相変わらず日では選挙活動におけるネット利用が認められていませんが、米国では既に常識。バナー広告からソーシャルメディアのクチコミに至るまで、様々な形でネットが活用されています。そうなると気になるのが、ある書き込みがユーザーの心なのか、それともプロパガンダに近い宣伝なのかという点――ということで、ジョージア工科大学が過去のデータを分析し、ツイッター上のプロパガンダを見分ける4つの特徴を発見したとのこと: ■ Four Telltale Signs of Propaganda On Twitter (Science Daily) ジョージア工科大学のNick Feamster准教授らによる研究結果について(ちなみにオリジナル論文のPDFはこちら)。彼らは2010年に行われた連邦議会上院議員選挙のネバダ州での状況と、2011年の債務限度額引き上げをめぐる議論の状況を分析。具体的には、それぞれの

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    zoidstown 2012/06/05
  • POLAR BEAR BLOG: 第二次世界大戦中のライフハック「仕事を進まなくさせる8ヵ条」

    boing boing からですが、第二次世界大戦中の1944年に米国のOSS(戦略諜報局)が作成した「サボタージュ・マニュアル」なるものが存在しているのだそうです。当然敵地での話ですが(自国でやったら大変)、仕事の進みを遅らせるように人々をトレーニングするためのマニュアルとのこと。その内容が掲載されているのですが、なかなか面白いです: ■ Sabotage manual from 1944 advises acting like an average 2008 manager (boing boing) 意訳込みでてきとーに訳してみると、こんな感じ: 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をち

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    zoidstown 2012/03/10
  • アプリ化するインターネットはブログの夢を見るか

    先日、恵比寿にあるブライトコーブ(Brightcove)さんのオフィスにお邪魔し、同社の製品であるコンテンツアプリプラットフォーム「AppCloud」の説明を受けてきましたので感想を少し。 インターネットブラウザが誕生し、普及してからというもの、インターネットといえばウェブサイトのことでした。しかしスマートフォン時代になり、様々な機能がアプリを通じて提供されるようになってからは、次第にアプリがブラウザとウェブサイトの地位を奪い去ろうとしています。以前から「ウェブは死んだ」や「インターネットが死ぬ日」などといった言葉で語られてきた状況ですが、もっと直接的に「アプリ・インターネット」という表現も使われるようになってきました。 しかし「アプリ・インターネット」への移行が急速なために、肝心のアプリ制作を担う技術者の数が足りないという状況が起きています。しかもiOS、Android(×メーカー毎のバ

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    zoidstown 2011/12/28
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    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/12/17
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    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/12/15
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/08/02
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    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/06/30
  • 情報統制が誤解を生む

    国境なき記者団(Reporters Without Borders)が"Censorship tells the wrong story"(検閲は事実と異なる物語を伝える)という広告を発表したそうなのですが……百聞は一見にしかずということで、まずはご覧下さい: ■ Reporters Without Borders: Obama/Clinton (Creativity Online) 絶妙なところに掛けられたモザイクが……非常に誤解を生みますね(笑)。もうひとつ、ロシアのプーチン首相のバージョンも: こちらも非常に、非常に誤解を生みます。余計な検閲や情報統制は、事実を歪めて伝える結果にしかならない。当たり前の話なのですが、この広告は改めてその意味を表している広告ではないでしょうか。しかも強烈なインパクトのある形で(笑) 残念ながら東日大震災後の日は、まさにこの広告が示しているような状況

    情報統制が誤解を生む
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    zoidstown 2011/06/29
    こりゃ、誤解を生みやすい。
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    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/05/04
  • Twitter、「プロモトレンド」が安定的な収入源に?

    中東の衛星テレビ局アルジャジーラ。彼らがTwitterの公式広告機能「プロモツイート」と「プロモトレンド」を使ってプロモーションを行っていたことについて、以前シロクマ日報の方でご紹介していました: ■ アルジャジーラのTwitterプロモーション、その結果は? で、その「プロモトレンド」の出稿価格が急騰中だそうで、MediaMemoが「Twitter社にとって安定的な収入源になる可能性がある」と報じています: ■ Twitter Tells Advertisers to Dig Deeper: “Promoted Trends” Get a Price Hike (MediaMemo | AllThingsD) Twitter doesn’t have a formal rate card, but ad industry sources say the going price for a

    Twitter、「プロモトレンド」が安定的な収入源に?
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    zoidstown 2011/02/12
  • http://akihitok.typepad.jp/blog/2011/02/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AF%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%99%BA%E4%BF%A1%E3%81%AE%E6%89%8B%E6%AE%B5%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%9C%89%E5%8A%B9%E3%81%A0%E3%81%8C%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E9%81%259

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    zoidstown 2011/02/12
  • ウェブメールへの訪問者数減少――原因は?

    これはちょっと気になるデータ。comScoreの調査結果によると、ウェブメールを提供するウェブサイトへの訪問者数が減少しているそうです: ■ The Decline of Web-Based E-Mail (New York Times) The number of visitors to Web-based e-mail sites, like Gmail and Yahoomail, declined 5.9 percent from November 2009 to November 2010,according to comScore, a firm that tracks Internet traffic. インターネット上のトラフィックを調査しているcomScoreの調べによると、GmailやYahoo! Mailなどのウェブメールサイトへの訪問者数は、2009年11月から20

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    zoidstown 2011/02/07
  • http://akihitok.typepad.jp/blog/2011/01/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%81%8C%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E5%8F%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%83%87%E3%83%A2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%98%25A

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    zoidstown 2011/01/29
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    zoidstown 2011/01/20
  • http://akihitok.typepad.jp/blog/2011/01/%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E9%A8%92%E5%8B%95%E3%81%AB%E5%B7%BB%E3%81%8D%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E4%BE%BF%E4%B9%97%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AE%A3%E4%BC%9D%E3%81%259

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    zoidstown 2011/01/13
  • Twitterを使う大学生は成績が良くなる?

    先日発表された調査結果によると、アンケート回答者となった大学生うち、57%が「Twitterを利用したくない/利用し続けたくない」と答えたのだとか(参考)。もちろん「Twitterは万人が使わなくてはならない」なんてことはないのですが、一方でこんな研究成果もあることをご紹介しておきたいと思います: ■ Can Twitter use help improve grades? Some researchers think so (eSchool News) Twitterを使うことで、大学生の成績アップに効果があった……という怪しい情報商材のような話。しかしちゃんとしたリサーチに基づく話で、"The effect of Twitter on college student engagement and grades"というタイトルの研究論文として発表されています。 どのようなリサーチが行われ

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    zoidstown 2010/12/08