世界最高のクラブのひとつと評価される「ベルクハイン」の入り口ドア。ベルリンのクラブは3月14日から閉鎖されたままだ。 <深刻な第二波。ヨーロッパの中でも独特の文化的・経済的重みを持つベルリンのクラブ文化は、危機に瀕している......> クラブ文化の冬 ベルリンのクラブは3月14日から閉鎖されたままだ。この9ヶ月の間、「通常」に戻ることへの期待は何度も否定され、現在では、深刻な第二波と直面しており、EUの主要都市では、ふたたびロックダウンが開始された。換気の悪い地下空間で、一緒に汗をかく集団的な喜びに基づく文化は、早くからCOVID-19のクラスター感染リスクとして特定されてきた。 この10年で、都市の富裕化により、多くのクラブが高騰する家賃を払えず破産に追い込まれた。そして追い打ちをかけるように、パンデミックによってクラブは死をむかえようとしている。パンデミックが長期化し、社会的責任と行
![ドイツの夜間外出禁止令は、結局、クラブ・パーティの秘密化を助長する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3fe4b5d44ee9ea341951ad15fa95522a29d6cc3f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Ftakemura%2Fassets_c%2F2020%2F11%2Ftakemura1118_2-thumb-720x540-224083.jpg)