ノーベル文学賞発表から一夜明けた9日、受賞した米国の女性詩人ルイーズ・グリュックさんを長年研究してきた北海道武蔵女子短大名誉教授の木村淳子さん(84)=札幌市北区=が「日本であまり知られていない詩人に光が当たった」と喜びを語った。作品は孤独や死をテーマにしながも希望や救いが根底にあるといい、「コロナ禍の苦しい今だからこそ、現代人の心に響くはずだ」とその詩の魅力を語った。 木村さんは同短大で2006年の退官まで38年間、英語や英文学を教えた。作品との出合いは01年。旅行で訪れた米国の書店で、ピュリツァー賞受賞の「ワイルド・アイリス」を購入。「社会問題を声高に取り上げるのではなく、普通の人の心の動きを静かに描いた詩に引きこまれた」
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