新燃岳の火山灰が降り積もる中、マスク姿で登校する子供たち＝２８日午前７時４５分、宮崎県都城市、藤脇正真撮影新燃岳噴火の影響で、宮崎空港発着の航空便には欠航が相次いだ＝２８日午前１０時２７分、宮崎市、藤脇正真撮影 　宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳（しんもえだけ＝１４２１メートル）は２８日も噴火活動を続けた。５０キロほど離れた宮崎市などにも降灰の影響が出始めている。大きな影響を受けている宮崎県都城市は小規模噴火の始まった２６日から３日連続で降灰に見舞われ、市内では灰の除去作業が続いている。噴煙の影響は子どもたちの学校生活にも及び、２８日には小、中学校で臨時休校したり、始業を遅らせたりするところも出始め、児童、生徒らはマスクを着用するなどして登校した。都城市は同日、災害対策本部を設置した。 　同市太郎坊町の通学路では２８日朝も灰で白く濁った空気の中、市立沖水小学校の児童が１〜２センチに積もっ

試験点灯された氷濤まつりの氷像＝２７日夕、北海道千歳市支笏湖温泉、上田幸一撮影 　支笏湖畔で２８日から始まる「千歳・支笏湖氷濤（ひょうとう）まつり」の会場の北海道千歳市支笏湖温泉で２７日、ライトアップの試験点灯があり、大小３０基の氷像が色鮮やかに浮かび上がった。 　最北の不凍湖・支笏湖の湖水を、約１カ月かけてスプリンクラーで骨組みに吹き付けて凍らせた。「今年は冷え込んだ割に雪は少なく、順調に作業が進んだ。例年になく分厚い氷で、見応えがあるはずです」と実行委員会会場運営部長の小林典幸さん。今年は氷爆を模して中央部分に水を流す新機軸の「アイスフォールズ」も登場。「支笏湖ブルー」と呼ばれる青みを帯びた氷が、２７０個のライトで黄色や赤、緑色など７色に染め分けられ、幻想的な造形美の世界が広がった。 　氷濤まつりは２月１３日まで。