ユニセフ東日本大震災報告写真展 前へ 一覧 次へ 〈大津波〉 仙台平野の沿岸部をのみ込み、仙台空港に迫る津波。 =3月11日、毎日新聞ヘリから 撮影:手塚耕一郎(毎日新聞) 前へ 一覧 次へ マウスホイールのスクロールでも見ることができます (Windows IE6以降・Mac Safari3以降推奨)
定期検査で止まっている九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の営業運転再開が6月以降にずれ込む見通しになった。九電は5月末の運転再開をめざしていたが、再開の前提としていた地元の同意をすぐに取りつけるのが難しくなったためだ。 九電は、国が指示した緊急津波対策を実施するなど運転再開に向けた手続きを着々と進めていた。玄海2、3号機の再開が遅れることで、同様に福島第一原発事故の影響で遅れている全国の原子炉の運転再開にも影響が出る可能性がある。 2号機は今年1月、3号機は昨年12月から定期検査に入り、4月下旬に営業運転を再開する予定だった。 だが、原発事故で地元の不安が高まったため、再開を延期。国の津波対策を実施したうえで4月末に原子炉を再起動、5月下旬に営業運転に入る予定にしていた。 地元の同意がなくても原子炉は再起動できるが、九電は「地元の理解は欠かせない」として、佐賀県と玄
千年の桜、変わりなく 福島・三春「見に来て」2011年4月21日5時1分 印刷 Check 見頃となった三春滝桜を楽しむ人たち=20日午後3時10分、福島県三春町、小宮路勝撮影 東日本大震災で震度5強を観測した福島県三春町で、推定樹齢千年と言われる日本三大桜「三春滝桜」が無事に花を開き、見頃を迎えた。近くの道路に亀裂が入ったが、エドヒガンザクラの樹木に被害はなく、開花時期もほぼ例年並み。薄紅色の花をいっぱいにつけた枝を約25メートルにわたって広げている。 今年は臨時バスや夜間ライトアップを中止。福島第一原発からは西に約50キロ離れているが、町観光協会によると、例年なら約30万人の観光客は5分の1ほどに減っている。全国からは桜の安否を気遣う声や激励のメッセージが電話で寄せられているという。担当者は「十分なもてなしはできませんが、元気な滝桜を見に来てください」と話している。(斎藤健一郎) アサ
2008年5月の四川大地震から3周年を控え、四川省政府が18日、記者会見して復興状況を報告した。500万戸を超える住宅の修復・再建を含む復興事業の約9割を3月末までに完成させ、中央政府が掲げた「3年以内の復興」をほぼ実現させたと報告した。 国が定めた2万9千余の復興プロジェクトのうち、2万7千項目余りが3月までに完成。残りの項目も9月までに完了させるという。復興資金は最終的に約8700億元(約11兆円)に上る見込み。主な財源は中央政府が2200億元、共産党が80億元、四川省内の自治体が400億元を拠出。政府、企業、市民が銀行などから調達した融資額も3900億元に上る。 中央政府が四川省以外の18の省市を被災地の自治体のパートナーとし、一対一でその復興に責任を負わせた「対口支援」について、魏宏副省長は「重大な成果があった」と評価。住宅建設、医療衛生、産業復興など各方面への投資額は約780
地震当日の帰宅状況と安否確認の通信手段 東日本大震災の本震が起きた3月11日、自宅へ帰れず会社に泊まるなどした人が、廣井悠・東京大助教(都市防災)らの調査で首都圏全体で2割、うち東京都内で3割いたとの結果が出た。地震発生当時、外出中で都内にいた人は約1千万人と推定され、そのうち300万人の帰宅が困難になった計算という。 廣井助教と関谷直也・東洋大准教授(社会心理)がサーベイリサーチセンター社と合同で、首都圏在住で事前に登録していたモニター2026人を対象に、インターネットを通じて尋ねた結果をまとめた。 首都圏の1都3県(東京都、埼玉、千葉、神奈川各県)で地震当日「自宅に帰れた」と答えた人は80.1%。「会社に泊まった」11.6%、「会社以外に泊まった」6.3%、「自宅に帰ろうとしたが途中であきらめた」が2%だった。地震のとき東京都内にいた人の場合、帰宅できたのは67.8%と割合が下が
JR東日本の清野智社長は5日の定例会見で、東日本大震災が発生した3月11日、首都圏の駅の一部でシャッターを閉めたことについて「駅員の案内も不十分で大きな混乱を招いた。お客様におわび申し上げる」と陳謝した。 震災当日、JR東は午後6時20分に「安全確認に時間がかかる」とし、首都圏の在来線全線で運転打ち切りを決定。新宿駅や渋谷駅の一部ではシャッターを閉め、多くの人が駅前の道路にあふれた。清野社長は「批判を真摯(しんし)に受け止め、非常時の対応を検討したい」とした。 また、新幹線や特急を中心とした3月の中長距離の鉄道営業収入が前年同月より40.2%減ったことも発表。盛岡―那須塩原で運転見合わせが続く東北新幹線は4月下旬までに全線復旧の予定で、清野社長は「まずは復旧に全力をあげる」と話した。
かつては仙台の路面電車、義援金募りながら長崎を走る2011年4月5日16時23分 印刷 Check 「がんばれ東北号」として走る元仙台市電の路面電車=長崎市の長崎電気軌道赤迫電停 東日本大震災で被災した仙台市で市電として活躍していた路面電車が、第二の人生を送る長崎市で義援金集めに力走している。横腹に「がんばれ東北号」と大きく書いて3月24日から毎日運行している。 車両は1976年、路面電車を廃止した仙台市交通局から、長崎の路面電車を運行する長崎電気軌道が譲り受けた。製造から60年近くたつ古い車両ということもあり、最近は「鉄道の日」などのイベントに登場させたり、朝のラッシュで車両が不足した場合に臨時に走らせたりする程度だった。 震災後、運転士たちから「この車両を使って被災地のために何かできないか」と提案があり、毎日運行させることになった。昔の運賃箱を募金箱として利用し、4日までに約16万5千
AKB起用したのに…都知事選PR、節電で苦戦2011年4月2日19時8分 印刷 Check 柱の左側が中止されたデジタルポスターの画面。別の面には大型ポスターが張られていた=港区のJR新橋駅 人気アイドルグループ「AKB48」の20歳以上のメンバー13人を起用した、東京都選挙管理員会の知事選(4月10日投開票)のPRが思うようにできていない。若者の投票率向上を狙ったが、原発事故で節電を余儀なくされているためだ。都選管は「投票率を伸ばしたいが、啓発が足りない」と危機感を募らせる。 都選管によると、2007年の都知事選の投票率は54.35%だったが、20代に限れば33.45%にとどまった。過去のイメージキャラクターにはタレントの劇団ひとりさん(09年都議選)や、タレントの伊集院光さんと俳優の香椎由宇さん(07年都知事選)らを起用したが、今回は特に若者に人気のAKBに依頼した。 AKBが「投票f
JR西、間引き運転開始 11日から京阪神も2011年4月2日13時3分 印刷 Check 山陽線などの列車の一部休止を伝えたお知らせ=2日午前9時51分、JR岡山駅、保田達哉撮影 紀勢線(きのくに線)の一部運休を知らせる掲示板を見る利用客ら=2日午前9時40分、JR和歌山駅、増田啓佑撮影 列車を昼間に間引き運転する主なJR路線 列車を昼間に間引き運転する主なJR路線 JR西日本は2日、在来線の山陽線や紀勢線、北陸線など京阪神を除く一部区間で、昼の時間帯(午前9時から午後5時ごろ)を中心に、列車本数を減らす間引き運転を始めた。東日本大震災で車両部品工場が被災し、電車のモーターに電流を送る消耗部品の調達が難しくなったため。主な対象区間で、運行本数を通常の50〜70%程度に絞った。 紀勢線や和歌山線の運転本数が減るJR和歌山駅では、運休を知らせる掲示板が置かれ、時刻表には運休となる電車の部分に白
エネループ、販売継続へ パナソニック、計画停電で増産2011年4月2日12時47分 印刷 Check パナソニックは1日、同日付で完全子会社にした三洋電機の看板商品、ニッケル水素充電池「エネループ」の販売を継続する方針を決めた。計画停電で需要が高まり、既に増産も始めた。こうした知名度の高い三洋の商品資源は「強み」として最大限活用する。 エネループはパナソニックの充電池エボルタと競合するため、完全子会社化した後の扱いが注目されていた。エネループの約7割という高い国内シェアや60を超える国・地域での販売実績を考慮し、エボルタとの併売とする。 また、品薄が続く米が材料のパン焼き器「GOPAN(ゴパン)」では、後継機の開発を両社の技術者が始めるなど、三洋の特徴ある製品は存続する方向だ。 来年4月に廃止される三洋ブランドは、三洋が強い海外の販路では継続して使う。三洋のテレビ事業の売上高の大半を稼ぐ、
こだわりの黒が作れない 米フォード、震災で顔料滞る2011年3月26日11時53分 印刷 Check フォードのタキシードブラックのピックアップトラック 【ニューヨーク=山川一基】米自動車大手フォード・モーターは25日、一部の黒色自動車の新規注文受け付けを停止する、と販売店に伝えたことを明らかにした。東日本大震災の影響で、日本からの顔料の輸入が滞っているためだという。 対象となるのは、光沢のある黒である「タキシードブラック」のピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)。また赤色の顔料も不足しつつあるといい、4月4日から一部の黒や赤の自動車の生産を停止、もしくは縮小する方針だ。 フォードにとって黒は、初期のベストセラー「T型フォード」の色。創業者ヘンリー・フォードは「T型は黒である限り、どんな色でもそろえている」と冗談を言ったと伝えられるほど、黒にこだわっていた。 一方、米ゼネラル・
梅満開 めでる人なき偕楽園 震災で被災、閉園中2011年3月26日14時10分 印刷 Check 満開の梅の下で偕楽園の被害状況を確認する茨城県の作業員。閉ざされた門のすき間から梅をのぞき見る市民もいる=水戸市常磐町、東郷隆撮影 満開の梅の下で偕楽園の被害状況を確認する茨城県の作業員。閉ざされた門のすき間から梅をのぞき見る市民もいる=水戸市常磐町、東郷隆撮影 水戸市にある国指定史跡の偕楽園は、今回の震災による地割れや土壁の崩壊で、閉園が続く。例年なら1日に数万人が訪れる春の観光シーズンだが、満開を迎えた100種類3千本の梅をめでる人もなく、ひっそりとしている。 茨城県偕楽園公園課長の横田義彦さんは「こんなに咲いているのに誰も見てくれないなんて」と嘆く。梅林は被害を免れたが、約13ヘクタールの庭園の南側の崖で約120メートルにわたり地割れが発生。危険を避けるため閉園した。再開まで半年から1年
M5以上の余震352回 昨年の日本全体の2倍超す2011年3月25日21時15分 印刷 Check 気象庁は25日、東日本大震災の余震活動について、震源の南側にあたる福島、茨城県沖で北側(宮城、岩手県沖)よりも約1.4倍多く発生していると発表した。マグニチュード(M)5.0以上の余震は352回(25日正午現在)発生し、昨年日本周辺であったM5.0以上の地震の約2.3倍に上っている。 同庁によると、余震の発生地域は、本震の震源(宮城県・牡鹿半島沖)を中心に南北約500キロ、東西に約200キロ。352回の余震のうち南側が205回、北側が147回だった。本震によって震源の北側の領域で断層が大きく割れたのに対し、南側には割れ残りがあるため余震活動が活発になっているという。 2010年に日本周辺で起きたM5.0以上の地震は153回。09年は144回だった。東日本大震災の余震はこれらをはるかに上回るペ
水戸納豆、ねばり強く復活 被災のメーカー各社出荷再開2011年3月25日11時44分 印刷 Check 操業を再開した工場では、わらにくるまれた納豆に包装紙をかける作業が始まった=25日午前9時11分、水戸市、水野義則撮影 「水戸納豆」として知られ、全国一の生産量を誇る茨城県の納豆メーカーは全社が東日本大震災で操業を停止していたが、大手や老舗の多くが震災から2週間となる25日、出荷を再開した。首都圏のスーパーで続いた納豆の品薄状態は改善に向かうが、資材不足や計画停電の影響が懸念され、全面回復にはなお時間がかかりそうだ。 水戸市の老舗メーカー・だるま食品は25日、販売を再開した。11日の地震では大豆を煮るボイラーが壊れた。機械の調整を続けながらの再稼働。生産量は1日2万食程度で地震前の7割にとどまるが、高野正巳社長は「日曜返上で生産します。今月中にフル生産したい」と意気込む。 「おかめ納豆」
迫る津波は想定以上 「危ない」リーダー機転60人救う2011年3月24日8時52分 印刷 Check 「鈴木さんの機転がみんなを救った」と話す東北学院大の宮城教授。本来の避難場所の寺は津波が襲い、がれきの山になっていた=宮城県七ケ浜町 機転を利かせて60人を救った鈴木さん(右)と防災活動を指導した東北学院大の宮城さんは再会を喜んだ=18日、宮城県七ケ浜町 東日本大震災で津波に襲われた宮城県七ケ浜町で、自主防災組織のリーダーの機転が60人の命を救った。県の想定を超す大津波の到来をラジオで知り、指定の避難場所から住民をさらに高所に避難させ、危機を脱した。 「先生、本当に先生のおかげだぁ」 七ケ浜町花渕浜地区の自主防災組織リーダー、鈴木享さん(57)は、震災後に再会した東北学院大の宮城豊彦教授を抱きしめた。 鈴木さんら住民は、町内に住む宮城さんの指導で避難場所を決めるなど、防災に取り組んできた。
【動画】東北道、大型車通行可能に大型車が通行可能になった東北道 東日本大震災の後、通行止めになっていた東北道が22日午前、大型車に限って、埼玉から青森までの全線で通行できるようになった。普通車、軽自動車の一般車両も宇都宮―一関(岩手)の区間を除いて通行止めが解除された。 東北道は首都圏と東北地方を結ぶ大動脈で、震災前は1日平均9万台が通行していた。震災直後は3千台前後に落ち込んだが、警察が16日に通行証の発行手続きを大幅に緩和して以降、急速に交通量が回復。17日以降は福島、栃木県境で1万台前後が通行している。大型車の規制がなくなったことで、今後、陸路の物流ルートが徐々に正常化していくとみられる。 東北道は、震災翌日の12日には、警察が認めた緊急車両や物資輸送のトラックなどに限って通行できる緊急交通路に指定されていた。
大塚ホールディングス、義援金3億9000万円2011年3月22日15時12分 印刷 Check 大塚ホールディングスは22日、被災地への義援金として3億9千万円を日本赤十字社を通じて送ると発表した。全世界で働くグループ社員3万9千人の気持ちとして、一人あたり1万円相当の金額を、会社として出す。グループ各社はこれとは別に、震災直後から支援物資を届けているが、これも続ける。 アサヒ・コムトップへ
ベルリン・フィル、東日本大震災の追悼演奏 曲目を変更2011年3月17日18時54分 印刷 Check 【ベルリン=松井健】世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が16日、東日本大震災の犠牲者らをいたんで、追悼の演奏をした。 定期演奏会で予定していた曲目をポーランドの作曲家ルトスワフスキの「葬送音楽」に変更した。弦楽合奏が静かに終わると、指揮者のベルナルト・ハイティンク氏の合図で、楽団員と聴衆が全員立ち上がり、黙祷(もくとう)した。 ベルリン・フィルは1957年以来、来日公演を繰り返しており、第1コンサートマスターの樫本大進さんら日本人の楽団員も多い。芸術監督のサイモン・ラトル氏もビデオメッセージで「私たちが日本に思いをはせていることを伝えたい」と述べた。ドイツではほかに、ベルリン州立歌劇場管弦楽団など多くのオーケストラや音楽家が演奏会で日本の被災者への共感を伝えてい
英紙1面で「がんばれ日本」 きっかけは芸人ブログ2011年3月16日16時51分 印刷 Check 「がんばれ、日本」の紙面を手にするジョン・マリン編集長=ロンドン、橋本写す サンドウィッチマンの伊達みきおさん=2009年10月撮影 【ロンドン=橋本聡】がんばれ、日本。がんばれ、東北。大震災に見舞われた日本へのエールを英紙インディペンデント・オン・サンデー(13日付)が1面全面を使って掲載した。きっかけは宮城県でロケ中に被災した仙台市出身のお笑い芸人「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん(36)のブログだった。 同紙のジョン・マリン編集長(47)によると、掲載前日朝の編集会議で、デスクの一人が「ぼくの妻は日本人。感動的なブログを読んだと言っている」と、伊達さんのブログのことを話した。 マリンさんは興味をもち、英訳させた。「私も共感しました。震災の悲惨さを伝えるのも大切だが、人々を勇気づける
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