お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さんが架空のクリエイターにふんする雑誌の企画「クリエイターズ・ファイル」が人気です。単行本化に続き、福岡パルコ(福岡市中央区)では各クリエイターのポートレート展示などを楽しめる展覧会を開催中(10日まで)。「フェイク(偽)ニュース」や「ポスト・トゥルース(脱真実)」という言葉が飛び交う昨今。秋山さんが実在しない人物になりきる「憑依(ひょうい)芸」も一つの社会現象なのでしょうか。 -「ジェネラルCGクリエイター磯貝KENTA」「テクニカル・サウンド・アレンジャー重松光」…なんか、一見かっこよさそうで、ちょっと怪しげでもある肩書を演じることが多いですね。 ★秋山 かっこつけた名言を言いそうな職業ジャンルは意識しています。僕は学生の頃からはたからちょっと引いた目で見るところがあって、「あいつ、ちょっとかっこつけてるな」とか、「今決めにいったな」とか、友達のそういう
NECソリューションイノベータ九州支社と西日本新聞は、九州一の人口を抱える福岡市市議会の議事録約20年分(1997年~2016年9月)のデータを分析し、発言された地名の傾向を調べた。商業や行政機能が集まる都心部や、開発計画がある地域は議員らの注目度が高い一方、市の境に近い地域の地名が少ない傾向が鮮明になった。357カ所中、24カ所は本会議と各委員会を含めて、市議会で20年間一度も発言がなかった。 →データ詳細や議員別の傾向を見る インターネットで公開されている議事録を分析した。本会議の市議や歴代市長、市幹部の発言計約5万8千件を対象に調査。住民基本台帳を基に、区以下の地名が含まれる計1万4616件の発言内容をまとめた(地名の「西」「港」は判別が難しく、対象外とした)。 本会議の発言内容をみると、行政区別では博多区、東区は各約2900回。城南区は約700回と、東区の4分の1以下だった。城南区
本震で傷ついたままの「蘇峰温泉ゆうやけ」の施設を見詰める後藤夫妻。再建の見通しが立たず閉館を決めた=熊本県南阿蘇村 写真を見る 阿蘇山麓に広がる熊本県南阿蘇村。「地獄」「垂玉(たるたま)」と伝統ある名湯が並ぶ一帯で、一軒の小さな温泉が短い歴史に幕を閉じる。農業用の水を求めるうちに湯が湧き出て始まった「蘇峰温泉ゆうやけ」(同村河陽)。障害者に優しいバリアフリーの造りが親しまれたが、経営する後藤司人(もりと)さん(61)と妻の智子さん(57)は、熊本地震で被災した施設の再建を諦めた。湧き続ける湯に後ろ髪を引かれつつ、心を決めた。 「自然は難しい」 「自然を観光に生かすのは難しいね」。12日の昼すぎ、4日前に噴火した阿蘇山・中岳の噴煙を山越しに見ながら、司人さんはつぶやいた。瓦は落ちて柱はゆがみ、地面の亀裂に草が生い茂る。半年前のまま時が止まったようだが「湯は変わらず出るんですよ」。火山の
「ら抜き」に加え「さ入れ」の傾向も強まっているそうだ。文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」 ▼「今年は初日の出が見れた」「早く出れる?」という「ら抜き」言葉を使う人の方が「見られた」「出られる?」と言う人をわずかに上回った。「ら抜き」が多数派になったのは、1995年度の調査開始以来、初めてだとか ▼余分な「さ」はこんなふうに。「絵を見させてください」「私が読まさせていただきます」。共通語なら「見せてください」「読ませていただきます」が正しい。「見させて」は33%、「読まさせて」は23%が「使う」と回答した ▼敬語も怪しい。「うちの子におもちゃを買ってあげたい」と言う人は57%、「植木に水をあげる」は34%、「相手チームにはもう1点もあげられない」は21%。いずれも「あげる」ではなく「やる」でいい ▼ただし、「見られる」の「られる」は、可能、受け身、尊敬のどれにも使えて紛らわしい。「
熊本地震の前震(4月14日)と本震(同16日)に、今まで知られていなかった断層が関与していた可能性が、清水洋九州大教授(地震学)らの調査で浮上している。これまでは前震を日奈久断層帯が引き起こし、隣接する布田川(ふたがわ)断層帯が誘発されて本震を発生させたと考えられていた。複数の断層帯が入り組む場所は全国に点在しており、連鎖地震のメカニズム解明は他の地域での予測にも活用できそうだ。 九大は熊本地震後、他の大学と共同で設置した地震計のデータを基に、震源の特定や断層の動きを詳細に調査してきた。その結果、前震の震源地から北東方向と、本震の震源地から北方向に未知の断層が存在する可能性が出てきた。 マグニチュード(M)6・5の前震については、文部科学省の地震調査委員会が日奈久断層帯の北東「高野-白旗区間」が動いて発生させたと認定している。清水教授らの調査では、同区間から外れた北東側の一帯でも別の断
拡大 炊き出しのおにぎりを優花に食べさせる真実。「1食分のお金が浮くから本当に助かる」=5月下旬、熊本県益城町 豚汁とおにぎりを受け取る。真実が「ふーふー」と息を吹きかけ冷ました豚汁を、貴史はうれしそうに食べた。子どもたちはボランティアからかき氷ももらい、にっこりと笑った。 シングルマザーの真実は地震前、訪問販売会社の契約社員として働いていた。自宅は熊本市内の賃貸アパート。養育費はなく、月給14万円でやりくりしながら、子どもの将来のため少しずつ蓄えてきた。 4月14日の前震後から車中泊。風呂も着替えの服もなく、4日後に真実の右足が化膿(かのう)し、高熱で1週間入院した。この間、子ども2人は施設に預けた。退院すると今度は優花が40度の熱を出した。入院費がかさみ、優花の学資保険を解約して現金6万円を捻出した。 真実は児童養護施設の出身。頼れる親族はいない。入院と優花の看病で仕事に行くことができ
ご意見・情報をお寄せください 西日本新聞・子ども問題取材班 メールアドレス:kodomo110@nishinippon-np.jp / ファックス:092(711)6246 不登校や発達障害がある子どもたち約30人が暮らす熊本県益城町の児童心理治療施設「こどもLECセンター」。震度7に2度も見舞われ子どもたちに次々と異変が現れた。 「怖いから、どこにも行かないで」。親から虐待を受け、アスペルガー症候群の疑いがある高校3年の鮎美(17)=仮名=は4月14日の前震後、職員に腕を絡ませ、離れなくなった。 未明に本震が襲った16日の夜には、廊下をうろつき、相談室に1人で閉じこもって壁に体当たりを繰り返した。頭が血だらけになっている鮎美を職員が6人がかりで止め、病院に連れて行った。 突然裸になり、お漏らしをする男子中学生、気絶する小学生。一方で、高揚したようにしゃべり続ける子もいた。「もとも
福岡県大牟田市の「不知火(しらぬい)病院」院長で精神科医の徳永雄一郎さん(67)が「『脳疲労』社会-ストレスケア病棟からみえる現代日本」(講談社現代新書)を出版した。IT化による仕事の形態の変化や、スマートフォン(スマホ)の普及などで、現代人は脳が疲れやすくなっていると指摘。国の調べでは国内に100万人以上の患者がいるとされるうつ病の発症も、「脳疲労」の状態を自分や家族が早めに気づくことで防げると語る。 徳永さんによると、脳疲労とは「脳の働きの一つである集中力や判断力が低下し、通常の就労や生活に支障を来す状態」。人間は本来、視覚、聴覚、嗅覚など五感を使って情報を得たり、コミュニケーションを取ったりしてきたが、現代人は「目と手(または指)」ばかり使い、その結果、五感と認知の異常が起き、脳の副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌し、うつ病の発症につながると指摘する。 職場では、パソコンでの作業のよう
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