ナンバープレートがない車を運転したとする道路運送車両法違反の刑事裁判で、今年3月に無罪判決を受けた大学生が友人にうその証言をさせたとして、奈良地検に偽証教唆容疑で逮捕されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 地検は友人も偽証容疑で逮捕し、先月、2人を起訴した。 大阪府交野市の大学4年・佐々木拓也(22)、友人の同府枚方市のガソリンスタンド従業員・谷和明(22)両被告。佐々木被告は「罰金を逃れたかった」、谷被告も「(偽証を)頼まれて協力した」と認めているという。 捜査関係者によると、昨年5月16日未明、奈良県生駒市の国道168号で、パトカーで巡回中の県警生駒署員3人が、対向車線側にあるコンビニ駐車場に、車体前部のプレートがない乗用車が入るのを目撃。約1分後、駐車場内で、佐々木被告の乗用車にプレートがないのを確認した。 同署は、プレートを付けずに走行したとして佐々木被告を書類送検し、奈