カイル・タッカー(左)とジョシュ・バンミーター Sep 18, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ) 9月18日、1点を追うヒューストン・アストロズは、6回裏、ユリ・グリエルのシングル・ヒットとカイル・タッカーの二塁打により、無死二、三塁とした。そこから、カルロス・コレイアがライトへフライを打ち、グリエルはホームイン。タッカーも三塁へ進んだ。同点に追いつき、なおも逆転のチャンスだった。 ところが、その直後、タッカーはホームへ走り出した。ボールを持ったまま投手が駆け寄ってくると、三塁へ戻ろうとし、三塁とホームの間に挟まれた。再びホームへ向かっていったものの、追いかけてきた三塁手にタッチされ(写真)、アウトになった。場面は、1死三塁から2死走者なしに転じた。 これだけでは、タッカーのボーンヘッドにも思える。投手に隙があったとしても、ホーム・スティールを試みる必要