ユーザー所有の無線LANルーターによるインターネット接続サービス「FON」を提供するフォンワイヤレス(FON WIRELESS Ltd.)は2007年3月29日、東京都内で国内出資企業と共に記者会見を開催した。同社設立者のマーティン・バルザフスキーCEOは、モバイルとの連携といった今後のサービスの方針や、日本におけるサービスの現状などを語った。 モバイルに関しては、高速移動体通信サービス(HSDPA:high speed downlink packet access)アダプタを接続したアップルのノート・パソコン「MacBook」を、無線LANルーターとして利用するサービスを試験中という。HSDPA対応パソコンの周囲にいるユーザーは、このパソコン経由でインターネットを利用できる。 FONの利用形態は、自己保有の無線LANルーターをアクセス・ポイント(AP)として常時無料で開放する「ライナス(