「とん蝶」という食べものがある。 大阪の菓子屋が作っている大豆おこわで、細長い三角形。 間に塩昆布がはさまってじわりと醤油がにじんでいる。上にはカリカリ小梅がふたつのっかり、竹皮に包んである様子だ。 「絹笠」サイト 【絹笠】とん蝶(動画) 「とん蝶」という名前は、「とんぼと蝶々」から来ているのだそうだ。昔懐かしいもの、という意味を込めているのだとか。 食べたことのある友人は、皆うっとりとそのおいしさを語る。 調べると、地方発送はしていないし、賞味期限が極端に短い。おこわのおむすびなのだもの、致し方ない。 大阪方面に行く予定はないので、こうなったら作るしかない。 が、食べたことのないものを再現するのはとても難しい。 経験者の友人に根掘り葉掘り特徴を聞き出し、どうにか似たようなものをこしらえてみた。 まずは大豆おこわを炊く。 ひと晩浸水したもち米三合に大豆2分の1カップ。ざるで水気を切る。 な
![「とん蝶」をつくろう | 花とねずみとごはんとおやつ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5c16439e632b9739acaa2df0e67877d734e957a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F200902%2F07%2F35%2Fc0111535_20471619.jpg)