消費税増税に伴い政府が検討する自動車課税の見直し案の全容が6日、判明した。重さに応じて課税する自動車重量税については消費税率が8%になる来年4月に、燃費の悪い旧型車の税額を引き上げる一方、環境性能に優れたエコカーの減税幅を拡充する。消費税率が10%になる段階では、自動車取得税を廃止する代わりに、購入初年度の自動車税を燃費性能に応じて増減税する方式とする。 軽自動車税の増税も検討。対象にはオートバイや原動機付き自転車も含まれる。現在、排気量に応じて年1千〜4千円の税額を1・5〜2倍の一定比率で引き上げ、さらに2千円か3千円の最低税額を新設する方向で調整している。 与党税制調査会で詰めの調整を急ぎ、平成26年度税制改正大綱に盛り込む。 自動車重量税については新車登録から11年以上が経過した旧型車の税額を0・5トン当たり最大年1千円増税する方向で検討する。新車登録から11年超〜13年の車は